メンバー

東京大学医学部附属病院薬剤部 副薬剤部長

山本 武人
山本 武人  Takehito YAMAMOTO
博士(薬学)
1978年11月 東京生まれ、東京育ち
Tel 03-5800-8718
E-mail takehito-tky@

連絡先は@→@umin.ac.jpに変えてください(※@半角)

略歴

  
2001年 3月 東京大学薬学部 薬学科 卒業
2003年 3月 東京大学 大学院薬学系研究科 修士課程修了
生命薬学専攻 臨床薬物動態学講座(伊賀立二 教授)
2004年 2月 東京大学 大学院薬学系研究科 博士課程中退
2004年 3月 東京大学 医学部附属病院 薬剤部 助手
2007年 4月 東京大学 医学部附属病院 薬剤部 助教
2014年 3月 東京大学 医学部附属病院 薬剤部 薬剤主任
2015年 4月 東京大学大学院薬学系研究科 医療薬学教育センター 講師
2023年 4月 東京大学医学部附属病院薬剤部 副薬剤部長

研究テーマと抱負

臨床現場で直面する問題点の本質を論理的に解析し、臨床応用可能な形で還元することを常に意識して研究を行っています。現在は、東京大学医学部附属病院の診療科とも共同しつつ以下のテーマに特に力を入れて取り組んでいます。

  1. 血液浄化療法による薬物除去効率の網羅的・定量的解析と投与設計への応用
  2. 感染症治療薬の適正使用推進を目的とした臨床研究
  3. カルテ調査に基づく薬剤疫学研究究

キーワード

臨床薬物動態学、血液浄化療法、TDM、薬剤疫学

主要業績

受賞等

  • 平成30年度 日本医療薬学会 奨励賞 「急性腎障害患者・血液浄化療法導入患者に対する論理的な投与量設計に関する研究」
  • Nagai-Konishi Student Award. The Nagai Foundation Tokyo (May 2000)
  • The APSTJ Global Education Seminar Presentation Award 2009. Academy of Pharmaceutical Science and Technology, Japan (August 2009)

研究費

令和2年度 科学研究費補助金 (基盤研究C) (2020-22年度) [研究代表者]
「臨床応用を指向したメカニズムに基づく抗菌薬の動的PK/PDモデルの構築と評価」

平成29年度 科学研究費補助金 (基盤研究C) (2017-19年度) [研究代表者]
「結合率に着目した蛋白質結合性尿毒素の効率的な除去を可能とする新規血液透析法の開発」

平成26年度 科学研究費補助金 (基盤研究C) (2014-16年度) [研究代表者]
「ダイアライザーの透過性に着目した血液透析による薬物除去率の定量的予測法の構築」

平成23年度 科学研究費補助金 (若手研究B) (2011-12年度) [研究代表者]
「TDM対象抗菌薬のクリアランスに基づくTDM非対象抗菌薬の投与量設計に関する研究」

平成23年度 厚生労働省科学研究費補助金 (医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研究事業) (2011年度) [研究分担者(研究代表者:鈴木洋史)]
「薬剤師教育における実務実習指導薬剤師及び実務家教員に関する実態把握」

平成17年度 科学研究費補助金 (若手研究B) (2005-6年度) [研究代表者]
「セロトニン受容体遺伝子多型のトリプタン系薬剤の有効性に対する影響に関する研究」

業績一覧

● 欧文

● 和文
(代表的なもの)

  • 山本武人.  CRRT時の薬物動態変化を科学的に考える-理論的な投与量調整のために.  医学のあゆみ, 2013; 245(4):295-304
  • 山本武人.  抗菌薬によるAKIとよくいわれますが、その病態について教えて下さい.  野入英世(編著)急性腎不全AKI診療Q&A, 中外医学社. pp67-69, 2012
  • 山本武人.  CRRT施行中の薬物動態はどのように予測しますか?  野入英世(編著)急性腎不全AKI診療Q&A, 中外医学社. pp176-178, 2012
  • 山本武人, 樋坂章博, 大野能之, 鈴木洋史.  CRRT中の薬物投与量:抗菌薬の投与量設計を中心として.  Intensivist, 2010; 2(2):329-345
  • 鈴木洋史, 山本武人, 辻省次.  病院診療システムへのファーマコゲノミクスの導入. 日本医師会雑誌, 2010; 139:609-613
  • 山本武人, 鈴木洋史.  医薬品情報提供活動の新しい潮流; 血液透析患者への投与設計. 月刊薬事, 2010; 52:1953-1959

● 主な学会発表(代表的なもの)

  • Yamamoto T. Akihiro Hisaka., Kenichi Furihata., Hiroyuki Kojima., Shizuko Kusayama., Kazuaki Ogoe., Takashi Moritoyo., Keiju Motohashi., Akiko Mori., Takeshi Iwatsubo. and Hiroshi Suzuki. Notable Drug-Drug Interaction between Etizolam and Itraconazole in Poor Metabolizers of CYP2C19. 2013 AAPS Annual Meeting and Exposition, San Antonio, USA: (2013, November 10-14).
  • Yamamoto T.  Therapeutic Drug Monitoring (TDM) and its application to risk management: current situation and future perspective in Japan (Invited Speaker).  2012 Forbidden City International Forum, Beijing, China: (2012, May 12-14).
  • Nukui Y., Hatakeyama S., Okamoto K., Yamamoto T., Hisaka A., Suzuki H., Yotsuyanagi H. and Moriya K.  Plasma Linezolid Concentrations Are Correlated with Thrombocytopenia and Anemia. 49th Infectious Diseases Society of America annual meeting (IDSA2011), Boston, USA: (2011, October 20-23).
  • Yamamoto T., Yasuno N., Hisaka A., Katada S., Hanafusa N., Noiri E., Yahagi N., Fujita T. and Suzuki H.  Pharmacokinetic optimization of dosing regimen of aminosides and vancomycin in critically ill patients receiving continuous renal replacement therapy.  12th International congress of Therapeutic Drug Monitoring & Clinical Toxicology, Stuttgart, Germany: (2011, October 2-6).
  • 山本武人, 寺川央一, 樋坂章博, 鈴木洋史.  経時的なクリアランス変動を考慮した薬物動態モデルの構築とベイズ推定に基づくバンコマイシンのTDMへの応用.  28回日本TDM学会・学術大会, 広島, (2011年6月18~19日).
  • Yamamoto T.  A proposal of pharmacokinetic optimization of dosing regimen of antibiotics in critically ill patients receiving continuous renal replacement therapy.  APSTJ Global Education Seminar 2009, Tokyo: (2009, August 5).
  • Yamamoto T., Yasuno N., Hisaka A., Hanafusa N., Katada S., Noiri H., Fujita T. and Suzuki H.  Pharmacokinetic Optimization of Dosing Regimens of Vancomycin in Patients Receiving Continuous Hemodiafiltration.  第3回次世代を担う若手医療薬科学シンポジウム, 福岡: (2009年11月14~15日).

所属学会等

日本薬学会、日本薬物動態学会、日本臨床薬理学会、日本化学療法学会、日本医療薬学会、日本TDM学会、日本腎臓病薬物療法学会(評議員、国際交流委員)、国際TDM学会

その他

趣味 スポーツ観戦(特にサッカー、野球、バレーボール)、料理、プレステ・Wiiなどなど