第16回東北緩和医療研究会宮城大会 応募演題抄録の査読プロセスについて <査読に至る経緯> ◎研究会の演題発表会場として3会場、発表時間帯として午前中の9時半から12時前 までの140分間が使えるとする。1演題あたり質疑応答も含め10分間とし休憩時間も 考慮すれば、縦に12演題、3か所で36演題を受け付けられると計算した。 ◎演題名登録の応募は予想を超える46件。このうち抄録提出締め切り日に間に合わ なかった1題を除き、45題に関して査読を行い、口演発表として受け付けられる36題を 目標に絞り込むこととした。 <査読要領> ◎査読委員は、大会長の依頼を受け、了解を得た者12名とした。 ◎査読者はひとりあたり15題の演題に関して、総合的にABC(優良可に相当)による 3段階評価を行うこととした。 ◎複数の査読者が関与するため絶対評価では公平さを保つことが困難と考え、担当 する15題を相対的に評価するよう求めた。配分はA5題、B7題、C3題とした。 ◎評価の観点は、研究会の趣旨にそっているか、抄録の構成は整っているか、観点が 独創的かどうか、新しい知見はあるか、考察が優れているか、倫理的に問題はないか、 などとし、総合的に評価する、とした。 ◎査読にあたって中立性を保つため、演者の氏名・所属をすべて削除したPDFファイル (演題番号とタイトル、本文のみ)を作成し査読者に送付した。 ◎応募45演題を、乱数を用いてランダムに15題ずつ3群に振り分けることを4回繰り返し、 12群作成した。各査読者がどの群を担当するかは大会長が無作為的に指定した。 ◎ただし査読担当者自身が筆頭演者、共同演者のいずれかに名を連ねている場合には、 その演題が含まれていない群の担当となるように配慮した。 ◎評価終了後、Aに5点、Bに3点、Cに1点を割振り、合計得点を算出した(ひとつの演題 あたり、異なる4名の査読者が評価を行うことになるため、理論上の最高点は20点、 最低点は4点)。 <査読結果> ◎最高点20点、最低点4点、平均点13.0点、中央値14点 であった。 ◎得点上位8割(10点以上)に相当する35題を採択演題とした。 |