設立の趣旨





1. 設立経緯および目的

 近年、生命科学の分野はその研究の進展がめざましく、研究者が連携して共同研究を進める機会が多くなっている。
 しかしながら、静岡大学では、生命科学分野の教員が学部を越えて交流する機会はこれまでほとんどなく、学部内、あるいは個々の教員がそれぞれの分野の中だけで研究を続けているのが現状である。そのため、生命科学の各教員が互いの研究内容を理解し、学部・学科さらには専門分野をも超えて研究を進める必要性が求められている。
 そこで、農学部と理学部の生命科学系若手教員有志が、生命科学の分野で学部・学科・専門分野横断型の研究活動を推進していく拠点として、静岡大学生命科学若手フォーラムを設立した。


2. 具体的な活動内容

 本フォーラムの活動は以下の3項目を中心として進めていく。

 (1) 生命科学系の教員がそれぞれの研究内容について情報交換して、各自の研究をより活性化するとともに、学部・学科・専門分野を超えた共同研究を活発に推進する。

 (2) 静岡大学ライフサイエンスシンポジウムを主催して、生命科学系教員の研究内容を学内外にアピールする。

 (3) 個々の教員レベルでの共同研究の推進だけでなく、産学官連携を含めた大型プロジェクトやCOEの獲得も可能な生命科学分野全体の研究テーマの企画・立案を目指す。