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2006年10月 アーカイブ

2006年10月02日

川のこっちと向こう

病院では、毎日のように、
誰かがこの世からあの世へと旅立っていく。
そして、その人たちには、専用の出口が用意されている。


その部屋の近くを通ると、時々すーっと線香の匂いが漂う。
「あぁ今日も誰かが・・・」
と思う。

––––––––––––––––––––

ある日その部屋の近くを通ると、やはり線香の残り香がした。
心の中で手を合わせ、スピードを緩めずに部屋の前を通り過ぎ、
15メートルほど先にあるドアに手をかけようとした、

まさにその瞬間、
後ろからの強い風で、ドアが勢いよく開いた。


5秒間くらい、何が起きたのかよく分からずに立ち尽くした。

––––––––––––––––––––

未だにあれが何だったのかは分からない。

おそらくは、ちょっとした風向き加減で起きた、
単なる自然現象だったんだろう。

とは思いながらも、
「この世はあの世と繋がってるんだよ」という、
何か伝言めいたものを感じてしまった。

2006年10月20日

立ち止まってみる

今年8月に行われた北海道マラソンで、
千葉真子選手は「がんばるマラソン」を終えた。

これから千葉選手は、ジョギングをする時、
どんな気持ちで走るのだろうか。


先日出会った40歳年上の高校の先輩は、
「患者さんの命を預かる」という肩の荷を下ろした。

今担う別の形での社会貢献もまた、
充実しているそうだ。


それまで頑張ってきたことが終わりを迎える、という局面がある。
学生最後のいま、こんな私にも、終わりを迎えるものがいくつかある。


でもこれは一つの区切りであって、まったく縁を切る訳でもない。

新しい関係になるのだ。
それまで「追いかける者と追いかけられる者」という厳しい関係だったのが、
たとえば「安らぎを求める者と心を休ませる者」という温かな関係に変わる、
とか、そういうこと。

走り続けてきたスピードを緩め、立ち止まってみる。
そして一度息を整え、新しい関係の下にもう一度スタートする。

2006年10月28日

わたしがおばさんになったら

嬉しいことは突然降ってくる。

試験が終わった日の午後、学校の自習室で勉強していると、
珍しく母親からメールが届いた。
「何か怒られることしたかなぁ」とネガティブ思考でメッセージを開くと・・・
自ずと顔は緩んだ。


新しい家族が増えるみたい。
そしてわたしはおばさんになっちゃうみたい。
お兄ちゃんはお父さんになっちゃうみたい。
お父さんはおじいちゃんになっちゃうみたい。
お母さんはおばあちゃんになっちゃうみたい。

大慌てて産婦人科の教科書を熟読し始めるわたし。

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