クリアウインカーレンズの作成 page.2


今度はオス型を取ります。シリコン型が一体化しないように離型剤としてシリコンスプレーを型に吹きます。


気泡が入らないように、端の方から、硬化剤を混ぜたシリコンを入れていきます。


32.5度で数時間まって硬化させます。完全に硬化させると、メス型と一体化してしまいますので、早めに抜きます。


じわじわ・・・、とオス・メスの境界を引き剥がすような感じで、ウインカーとオス型を外します。


さらにレンズをオス型から外します。


これでシリコン型の完成です。24時間ほどさらに硬化させておきましょう。

シリコン型がとれれば、後は型が痛まない限り、どんどんレンズが量産できます。


樹脂を固める前に、オス型に気泡を抜くための穴をあけておきます。レンズ下側の目立たないところにしましょう。


クリアエポキシ樹脂です。


ドーンと、1kg買ってみました。通常のエポキシ樹脂は硬化すると黄色くなります。
紫外線にあたるとさらに黄変します。今回使用するのは、クリアタイプです。


見ての通り、もともとは水色ですが、硬化するとクリアになります。
反応温度にもよりますが、今回は32.5度なので、硬化剤を重量比1%ぐらいで混ぜます。
混ぜるときに気泡を入れないように注意して下さい。実はここからが一番仕上がりを左右する難しいところです。


オス型の表面に樹脂を塗ってなじませます。メス型にも樹脂を多めにいれます。


空気抜きの穴から樹脂が出てくることを確認しながら、オス型をメス型にいれていきます。


エポキシが硬化するまで32.5度で数時間待ちます。
今回使用しているような恒温槽がなくても、暖房の効いた部屋で行えば十分可能です。
但し、温度が上がりすぎるの(35度以上)も逆効果のようです。


数時間待ちました。表面に溢れた樹脂が硬化していれば完了です。


緊張の瞬間です・・・。型から樹脂を外します。


バリを削り、表面の保護にクリアを吹いて完了です。


一つの型からは、大量のレンズを成型できます。面白いですね。




いかがでしょうか?表面のトヨタマーク・裏側のレンズカットまで完全に再現されています。
細かい気泡はあるものの、実車では目立たない範囲です。

トラブルシューティング!

とはいっても、ここまでくるのには失敗もありました。

オス・メスの型が分離できない 
 ・・・シリコンの硬化時間が長すぎます。また、メス型の縁面をカッターで平らにして、離型をよくしておきます。
   オス型のシリコンを入れる前に、シリコンスプレーを吹いておいてください。
   なお、鈍的に力を入れると、分離できることもあります。

大きな気泡が入る
 ・・・樹脂の量が不足です。大量の樹脂の中に、空気を縁から押し出すようにオス型を入れるのがコツです。
   空気抜きの穴から逆に空気を入れないように、オス型を押しすぎないように注意してください。

細かい気泡が入る
 ・・・硬化剤を混ぜるときに気泡が出来ている可能性があります。
   混ぜる前に樹脂を静置して気泡を追い出します。型に入れるときにも静かに縁から樹脂をいれていきます。

裏側のレンズカットが再現されない
 ・・・オス型に樹脂を前もってハケでなじませておきます。細かい凹凸には樹脂が入りづらいことがあります。

色が黄色になる
 ・・・別のメーカーの樹脂を試してください。わずかに青色の染料を混ぜるのもいいでしょう。


back to home...