ちょっと借りていい?
「ちょっと借りるね」気軽な気持ちでノートを借りる。「コピーさせてもらっていい?」ならまだいいが、当たり前のようにコピーする。そんなことは無いだろうか。調べたノート、眠りそうになりながらも寝てはいけないと言い聞かせながら努力して書いたノート。であるとしたら、それを努力しないで、我慢もしないでおいしいとことだけいただこうとする行為は不誠実といわざると得ない。
以前に「勉強するということは誠実を胸に刻むことだ」と言った。誠実に考え、判断し、自分の物にするために努力するという学習という苦しい経験が大切なのである。それは生涯にわたってその人を作る土台になるのである。内容は後からたくさん付いてくるのである。
ノートを取っていなければ、我慢してまとめ直す。莫大な時間を寝ずとも取り返す、そのような根性を持って欲しい。ものの取り扱いは心を込めて欲しい。心をこめたものを借りたなら、心をこめて返せるよう、努力して欲しい。今一度問うて欲しいと思った。(H18/10/24)
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