一般社団法人 日本小児リウマチ学会

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理事長挨拶

 先日の第27回(2017年10月)の総会・学術集会でご推挙いただき、一般社団法人日本小児リウマチ学会の理事長に就きました、東京医科歯科大学 生涯免疫難病学講座の森 雅亮でございます。

 本学会も前身の小児リウマチ研究会から数えて設立27年目を迎え、前理事長の日本医科大学 伊藤保彦先生のご尽力のお蔭で、平成29年9月1日をもって法人化することができました。私も平成3年の第1回研究会(於:旧山之内ホール)に参加させていただきましたが、その際に繰り出された時間を忘れた熱い「激論」を今でも忘れることが出来ません。「患者さんのために」というその熱い想いが今の学会の形成過程の根底にあると確信しています。やがて臨床研究、基礎研究の発展、患者会との交流、生物学的製剤をはじめとする新薬の治験と適応の獲得、そして近年では小児慢性特定疾患や難病対策事業における手引きやガイドラインの作成など、わが国の小児リウマチ・膠原病診療は進化をみせてきました。
ただし、まだまだ本学会は成長過程にあります。私はここで3つの提言を掲げたいと思います。

  1. 小児リウマチ専門医の地域偏在化に対して、全国地域ごとにその地域に似合った対応を構想・実施すること(=診療体制の整備)。
  2. 本学会の存在意義を国内外にアピールして社会的認知度を高め、患者さんの住みやすい生活環境づくりに励むこと(=社会的および学術的地位の向上)。
  3. 現在・次世代を担う若手小児リウマチ医を育成・教育していくこと(=小児リウマチ教育体制の確立)。

 上記の提言を執行していくために、具体的に、(1)学会の法人化に伴う事務的整備(倫理規定・会則改訂の見直し)と学術的整備(疾患登録制度の確立、研究計画の認証と実施)、(2)厚労省研究班との紐づけに基づく基礎的・臨床的研究の後押し、(3)リウマチ学会・保護者の会(あすなろ会、小児膠原病友の会など)との密接な連携、(4)小児リウマチ学会の社会的地位の向上、(5)国際学会での発言力の向上と国際協力、等の成就が必要不可欠です。これらを成し遂げるにはどうしたらよいかを、皆さんと中期的・長期的に考えていきたいと思っています。

 最後に、小児リウマチ研究会時代の諸先輩の先生方、研究会を学会化して現在の礎を築いてくださった横田俊平先生、学会としての方向性をスムースな軌道に乗せていただいた武井修治先生、会員数の増加および社会的な要請に従って本学会を法人化することに奔走していただいた伊藤保彦先生、その先生方の「小児リウマチに対する熱い想い」を肝に銘じながら、小児リウマチの更なる発展に微力でも寄与出来るよう精進するつもりでおります。
 本学会の現在から未来へ、皆さんのご協力をぜひ宜しくお願いいたします。

日本小児リウマチ学会 理事長 森 雅亮