岡山県呼吸ケア研究会

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ORCAとは


 近年の少子・高齢化は、医療においても患者の高齢化が進むと共に、めざましい医学の進歩により小児の在宅人工呼吸療法なども増え、高度医療の適応をますます広げています。その結果として重症患者管理の必要性と頻度も増加して医療費を圧迫しています。また、軽症患者や慢性呼吸不全等の病状の安定した患者は医療施設内での長期滞在が困難となり、転院や在宅医療が増加しているのが現状です。その重症患者管理の大きな柱のひとつである呼吸療法の重要性と在宅患者の呼吸療法の重要性もまた、ひとしく認識されています。すなわち、吸入療法、酸素療法、呼吸理学療法、睡眠時無呼吸症候群でのCPAP療法および人工呼吸などの呼吸療法は、今や日常の重要な治療手段のひとつとして広く普及されています。これらには、高度な医療機器や専門的な手技が多数用いられ、多くの人がこれらの恩恵を受けていることになります。

このような背景があるにもかかわらず、医療施設と在宅医療の共通の悩みとして、これら呼吸療法が実際に精通した医療要員の不足により、安全が損なわれる危険があげられます。そこで、呼吸療法普及の大きな障害をのぞくためには、3学会(日本胸部外科学会、日本呼吸器学会、日本麻酔科学会)合同呼吸療法認定士(臨床工学技士、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士の中で、それぞれの職種において呼吸療法を習熟し、呼吸管理を行う医療チームの構成要員を養成し、かつそのレベルの向上を図ることなどを目的としているもの)が呼吸療法チームにおける一員としてその能力を発揮するために呼吸療法の目的、理論、治療の実際などについて常に高度な専門知識を備えた指導者としての技術を習得することが必要です。その呼吸療法士が中心となって広く社会・一般市民に対して、呼吸療法に関する情報を積極的に発信・啓蒙することが必要と考えます。さらに医療従事者に対して呼吸療法の専門的な情報提供と技術の向上を図ること、在宅介護者に対して呼吸療法の正確な情報提供と安全な施行技術の向上を図ること、を主な目的として2006年に「岡山県呼吸療法士協会」を設立いたしました。岡山県呼吸療法士協会の設立以降、呼吸療法認定士の有資格者のみならず、日々の業務の中で呼吸ケアに携わる方々の参加者も増加してきたことから、2014年4月より名称を「岡山県呼吸ケア研究会」と改め活動を行っていくことと致しました。当会の活動が皆様方の日々の業務,そして患者様のために役立つものとなるようより一層、努力して参りたいと思います。

2014年4月吉日