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ワンヘルスサイエンティスト Vol 4, 2; March 29, 2023


微生物技術による環境リサイクル事業 – 会社紹介

松澤 泰宏

共和化工株式会社



 弊社は、1959年(昭和34年)福岡市において、と畜場の高濃度汚水処理事業者として創業しました。(https://kyowa-kako.co.jp/
  現在は、食肉センターや最終処分場などの水処理施設の設計施工維持管理を行う水処理事業、水処理汚泥や生ごみなどの有機性廃棄物の堆肥化事業、堆肥を利用した農作物栽培や加工などを行う農業事業の3事業を中心に展開しております。
 水処理事業では、食肉センターの排水処理において全国シェア80%を誇っており、自社の水処理技術を活用して各所の維持管理まで行っております。
 堆肥化事業・農業事業では、従来、水処理の過程で発生する汚泥や家庭から出る生ごみなどは、主に焼却処理されていましたが、近年は堆肥化などの再資源化を図っていく流れが進んでいます。その中で、弊社はプラントの建設から、堆肥化、農産物の生産、食の提供までを一貫して行うサイクルを確立し、他ではできない資源循環を提案しています。
 また弊社は、環境微生物学研究所を所有し、環境を守る微生物の基盤的研究、微生物利用のための技術開発を中心に環境問題に関わる科学技術の開発を通じて社会に貢献して行きます。

 今回、当協会の掲げる「みどりの食料システム戦略(~2050年)」において、当社は有機性廃棄物の堆肥化処理を含む資源循環型農畜水産に生産システムの確立に寄与すべく事業活動を行って参ります。

 今までも、そしてこれからも、弊社は微生物を中心に据えた技術のプロフェッショナルとして環境リサイクル事業世界No.1企業を目指していきたいと考えており、国内にとどまらずフィリピンやブラジルへの海外進出を目指して行きます。

 今後とも皆様のご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申しあげます。