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島根県における若手医師の
養成と支援拠点「みらい棟」完成

2013年12月

 若手医師の県内定着促進とキャリア形成支援の体制充実を目的に,平成24年9月から建設中の「みらい棟」が完成し,9月14日(土)みらい棟開所記念式典及び祝賀会を執り行いました。
 式典には,溝口島根県知事をはじめ島根県議会議員,市町村長,島根県,医療機関等約100人が出席し,溝口知事から,本学の県内医療への貢献に対する感謝と,今後一層連携を深め支援を行うとの祝辞が述べられ,小林学長から医師不足の解決に努め,全国から注目される施設にしたいとの挨拶がありました。続いて,井川病院長から,島根の地域医療に貢献する志を持つ若手医師をしっかりと支援したいとの挨拶があり,新たな門出を祝いました。
 引き続き,小林学長ほか関係者,来賓代表者及び初期研修医代表者によるテープカットの後,新棟の見学会,厚生労働省医政局北澤 潤医事課長による「新たな専門医の仕組みの方向性について」と題した記念講演会があり,祝賀会では和やかな雰囲気の中で懇談が行われました。
 みらい棟は,島根大学と島根県が医師の研修環境の充実及び支援体制充実のための関連部署の集約を図る狙いで建設したもので,島根大学,県内医療機関,医師会,市町村,島根県で組織する「しまね地域医療支援センター」の事務局を中核として構え,若手医師個人個人と面談しながら卒業後10年程度のキャリアプログラムを作成し,研修先や勤務先の病院との調整を行います。施設面では,研修中の医師をサポートする卒後臨床研修センター,自習用に活用できる初期臨床研修医室,後期臨床研修医室,研修医と市町村や地域の医療機関等との情報交換・意見交換の場としての「みらいラウンジ」,談話室,仮眠室を配置・整備しました。4階には100名を収容できる臨床研修室を置き,TV会議システムにより大学と地域の医療機関等を結んで,講演会・セミナー等を配信することができます。
 若手医師をはじめ多くの医師が,大学と地域が一体となり高度・先進医療や地域医療を経験しながらキャリア形成ができる医師の育成拠点である「みらい棟」の今後の発展に大きな期待が寄せられています。

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島根大学医学部附属病院
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