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岡山大学病院移植チームがベトナムで男児に肺移植

2017年3月

 岡山大学病院臓器移植医療センターの大藤剛宏教授をチーフとする肺移植チームは2月21日、ベトナムの首都ハノイにある軍医大学病院で嚢胞(のうほう)性肺線維症の6歳男児への生体肺移植手術を行いました。
 手術を受けたのは、肺に空洞ができて膿(うみ)がたまり、呼吸不全などを引き起こす難病・嚢胞(のうほう)性線維症を患う男児。父と叔父から片肺の一部の提供を受ける生体両肺移植を実施しました。岡山大学病院の肺移植チーム29人が現地に赴き、医療器具なども日本から持ち込む〝岡山大学クオリティ〟で手術を行いました。
 岡山大学病院の肺移植は国内最多の164例(2017年2月現在)を実施しており、世界トップクラスの成功率。岡山大学病院の肺移植チームは2011年、スリランカ初の肺移植に成功しており、海外での肺移植手術は今回が2例目です。

岡山大学病院
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