★脱毛について

化学療法(抗ガン剤による治療)を行うと、副作用として脱毛する場合が多いようです。スキンヘッドなんて、なかなか経験したことのある人は少ないので、ショックですよね。特に抜けた髪を見るとショックが大きいので、事前に短く剃ったりする方もいるようです。....が、これまたかなり勇気がいります。

たしかに命に関わることではないし、どうも軽く見られがちですが、実はけっこう悩みの種ではないでしょうか?

だいたい投薬を始めて2〜3週間ぐらいした頃から、ボソボソと髪が抜けてきます(薬の種類によって抜け方は異なります、そのへんの副作用については主治医に問い合わせてみて下さい)。パラパラと徐々に抜ける方、バッサリいきなり抜ける方、いろいろのようです。生え際は比較的最後まで残ることが多いようです。

 

★簡単!誰でもできるタオル帽子の作り方講座

元東大病院看護助手のYさんによるタオル帽子のご紹介です。タオル、ちょっとした厚紙があれば簡単にできる、知る人ぞ知る治療中の方のための帽子です。作り方を絵入りで紹介していますので、ぜひご参考にして下さい。いや、これがまたなかなかうまくできるんですよっ!ぜひお試しくださいませ。(注)血小板少ない方は針で指を刺さないようにご注意を!
            

★ウィッグのおはなし

ここでは、特に女性の方をメインに、髪が気になる方を対象に話を進めていきます。ただ、おそらく男性にも参考になるのでは?

●髪がほとんどないとき

この時期はカツラを使うのが一般的です。カツラにも医療用カツラとふつうのカツラがあるようです。

医療用カツラ・・・たぶん病棟にパンフレットやサンプルが置いてあるのではないでしょうか?値段的には10万円〜20万円ぐらいのようです。医療用カツラのウリとしては、以下のような点があります。

・頭皮の保護、保温効果による発毛促進
・医療用だから、信用がある
・患者が相手なので、それなりの対応をしてくれる
・値段はオーダーメイドにしては比較的安価

医療用カツラメーカとしては、(株)ヘキサ・プロセス(tel:0120−154907、ちなみにこれは医療用カツラ専用ダイアル)などがあります。希望すればサンプルを見せてくれるそうです。

ふつうのカツラ・・・オーダーメイドのカツラ(テレビで宣伝してるようなヤツですね)と、既成のカツラがあります。個人の髪質や毛の色に合わせたオーダーメイドのものは、市販だと40万円ぐらいするようです。ちなみにネット上でウィッグ・カツラの価格破壊として、WITHという会社等ではかなり安い値段(10万円台)でオーダーメイドカツラを提供しています。

ただ、逆に髪が全くないことを考えれば、別に既成のものでもいいんじゃないか?って話しにもなります。それだと、たとえばフォンテーヌというウィッグ屋さんがあります。JR総武線沿線では駅ビルにお店が入ってるところが多いです。そこだと値段は3万円程度〜いろいろ。ふつうはカツラは10万円以上するので、一時的に使うことも考えると、こういう既製品を使うのもいいのではないでしょうか。人工毛は安くて軽いけれど、ちょっと色が自然でないことも(特に強いライトの下で)。ただ、人毛は重いです。

また、外出向けにカツラよりもうちょっと気軽に使えるアイテムとして、髪の毛帽子WithWigでは、帽子に付け毛が付いた形のものを通信・web販売しています。オーナーがもともとガンの化学療法で脱毛したお友達のことがきっかけで始まったお店なので、細かい配慮をして下さいます。WithWigのHPへ!

●少し髪が生えてきてから

少し髪が生えてきたら、地毛を生かして付け毛やハーフウィッグでより自然にアレンジできます。こういうものはカツラ屋さんより、ヘアアクセサリーのお店のほうが断然安いです。

ここからは、ヘアアクセサリー専門店「コレット」(西銀座デパートINZ2 1階)さんのご協力で、絵入りでお話しします。

ヘアアクセサリー専門店「COLLET」
中央区銀座4−1 西銀座デパートINZ2内 1F

ウィッグだけでなく、ヘアアクセサリー全般を扱っています。
ハーフウィッグとヘアバンド等を組み合わせて使うと、自然に装うことができます。
●ハーフウィッグの付け方

1.ヘアバンドをかぶり、首まで下ろしておく。

結局、生え際がどうしても問題になります。ヘアバンドで生え際を隠してしまえば、自分の髪がなくても可能ですが、前髪がちょっとある時は積極的に生え際を見せたほうが、むしろ自然に見えます。


網状のヘアバンド(1000円弱)

2.網状のヘアキャップを自分の頭にかぶる。

この時自分の前髪が生えているならそれを網状ヘアバンドに巻きこんで生え際を見せるようにすると、全体が自分の髪のように見え、より自然になります。ただしその時は前髪が最低2〜3センチは必要です


3.ハーフウィッグを頭に載せ、コーム(ウィッグに付いてるサクッと刺すピン)を網状ヘアキャップに差し込む。

4.頭頂部と左右を自分の髪や網状ヘアバンドと絡めて、ピンで留める。

かなり風が吹いても落ちる心配はありません。


こんなかんじで差し込みます


ウィッグについているコーム


5.ウィッグと自分の髪の境目が隠れるように、首に下ろしておいたヘアバンドを固定する。

前髪がなく、おでこからヘアバンドを巻くような場合はかなりカジュアルな感じになるので注意しましょう。ただ、この写真では分かりやすいようにピンク色のヘアバンドを使いましたが、ヘアバンドにも髪の色に近いもの、落ち着いたモノトーン等いろいろあるので、前髪が全くない時でもさほど違和感なく使えるかもしれません(このへんは個人差あります)。一度試してみたらいかがでしょう?


ヘアバンドいろいろ(1000円前後)

ヘアバンドの代わりにカチューシャでもいいのですが、短い前髪を巻き込む、という点ではヘアバンドのほうが安定感が高いです。巻き込みきれずに短い髪があちこちから飛び出してくると全体としてちょっと変に見えるかも。


ヘアバンドの幅を厚めにすると...


ヘアバンドの幅は適当に。


●ウィッグ専用のお手入れとして、シャンプー、リンス、ヘアオイル等がありますが、ナイロン製の髪質なので、洗うときれいにカールしてあったものがとれたり形が崩れる可能性も多々あります。一度絡まるとなかなか修復が難しくて、ブラッシングもあまり頻繁にはできないので注意です。ブラッシングするとカールもとれるしウィッグについた髪も抜けます。ウィッグを付けたまま横になるのは厳禁です。

●ウィッグの色は自然な栗色から明るめの茶髪まで数種類、値段は5800円から(ロングの場合)。カールがたくさんあるもの、ストレートに近いものなどタイプも様々。お値段が手頃なので、短期とわりきって使用・購入する分にはとてもよいと思われます。もともとはおしゃれ用なので、髪が伸びてからも使用するチャンスはあります。

●オーダーメイドの場合、既製品の倍のお値段を目安に考えて下さい。髪の長さやスタイルによっても異なりますが。倍のお値段でもカツラに比べたらずっと安く、半年ぐらいは持ちますので、割安な感じがします。

●かぶった時もそれほど重くなく、通気性はいいので真夏でも暑いとは感じません。むしろ普通の全カツラのほうが、前髪から耳の当たりの生え際がすごく暑く感じました。

写真のように、裏側はメッシュになっていて、通気性はかなりよいです。


●屋外でのアレンジなら、帽子やバンダナと組み合わせて、様々な付け毛を使うことができます。長さも色もたくさんの種類があります。価格は2000円程度です。

付け方は基本的にはハーフウィッグと同様です。網状のヘアキャップをかぶり、そこに付け毛をヘアピンなどで固定します。そしてその上にバンダナを巻きます。バンダナから左右に2つに結んだ長い髪が見える、という感じに仕上がります。

その上から帽子をかぶってもいいでしょう。(髪が短い時、生えてくる時はかなり頭皮が汚れやすいので、いきなり帽子をかぶるよりはバンダナ等を巻いてからかぶるのがおすすめです。)


付け毛のいろいろ

●髪の抜け方も人それぞれです。まず簡単な帽子を準備しておいて、必要に応じて付け毛やかつらを購入するのがいいのではないでしょうか。

●ここでは自然な髪があるかのように見えることにポイントを置いてお話ししています。人によっては、もっと大胆に、短髪を生かしたアレンジが楽しめるということもあると思います。また、短い髪にスカーフを巻いてとても上品に外来に来ている患者さんも見かけます。少年っぽい雰囲気でバンダナ姿がすごく似合ってる方もいます。その人の個性や雰囲気でお似合いの方法を選んでみてください。

★誰でもできる!簡単タオル帽子のご紹介
 

★帽子・バンダナのおはなしまだ作成中です。ごめんなさい。

現在、帽子のお店とかバンダナの巻き方などを取材中。しばしお待ちを。ちなみに上野のアメ横などには帽子専門店があります。帽子を買うときはつばの寝たものを買うといいのでは?生え際が隠れるのでスキンヘッドだということがぱっと見ても分かりません。

★夏目雅子ひまわり基金について

医療用カツラをレンタルしてくれるボランティア団体です。オーダーメイドというわけには行きませんが、脱毛で悩む患者さんの応援をしてくれています。
夏目雅子ひまわり基金ホームページ

 

 「LeukTIPS」トップページへ