症例3解答、解説、討論記録
解答:浸潤性粘液産生性腺癌
一般的に多量の粘液を背景に高円柱状で豊富な細胞質内粘液を有する細胞が、
シート状もしくは乳頭状集塊として出現しています。
核は小型で、粘液の存在により基底部に位置しています。
核異形は通常軽度なことが多く、杯細胞集塊や過形成として認識してしまう可能性があり、
スクリーニングでの見落としに注意が必要と考えます。
(今回の症例は画像上、両側肺転移が示唆され(StageW)、組織検体は採取されていません。)
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