教授挨拶

今、実感として求められている理念を挙げるとすれば、「美しさ」よりも「たくましさ」ではないかと思います。  

 杏林大学脳神経外科学教室の活動をまとめたHPをご覧いただきありがとうございます。冒頭に当たりまして、皆様方の本教室に対する日頃のあたたかいご支援に感謝申し上げますとともに、本年も従来と変わらぬご指導をお願い申し上げます。

  何と申しましてもこの一年間で私ども脳神経外科にとりまして大きな出来事は2014年9月の脳卒中医学教室の開講でした。大分大学神経内科から平野照之先生が着任されたことにより、詳細は別に記載しておりますが脳卒中の外科治療や脳血管内治療へも大きなインパクトがありました。先代の斉藤勇教授時代より、脳卒中診療は杏林大学脳神経外科の中核的疾患と位置付けて取り組んでまいりましたが、昨今の厳しい医療情勢の中で私どもに求められている包括的脳卒中センターの確立に向けて、引き続き全力を挙げて取り組んでまいる所存です。
2014年の診療、研究、教育の各分野について、教室員すべての活動内容がこのHPに凝集されております。脳腫瘍手術が年間120件近くに達し、また年度末にはhybrid ORと中央放射線部にそれぞれ待望のバイプレーン血管撮影装置が導入されるなど、時代や地域の要請に応えて教室の活動内容も変化を遂げています。昨年加入の3名は日夜院内を駆け回っており、多忙な中でも日本専門医機構の指導を先取りする形で改訂された脳神経外科学会の卒後教育指針を遵守した当教室の研修プログラムを堪能しています。教室を担当して12年目となりましたが、例年、本欄で述べさせていただいておりますように、診療の姿勢や教室のあり方に杏林大学と塩川の個性を反映させるとすれば、やはり根本の理念には「誠実さ」しかないのではないかと考えています。「まごころの医療」を実践し、これを将来にわたり持続できる体制を構築するのが変わらぬ教室のミッションであると認識しています。
終わりにあたり皆様方のご健勝を祈念し、本年も私ども杏林大学脳神経外科教室へのご指導、ご鞭撻を賜りたく重ねてお願い申し上げる次第です。

2015年1月

杏林大学医学部 脳神経外科 教室主任・診療科長 塩川芳昭

 

こちらもご覧ください

脳神経外科速報2007年12月
脳神経外科2010年9月
鉄門だより 2012年1月

杏林大学付属病院HP 当院のドクター紹介