1997年2月後半号へ / 1997年3月後半号へ / 最新号へ

こだまの世界

---倫理学者のふしぎな日記---

97年3月前半号

3月前半の主な話題


ご意見のある方は、kodama@socio.kyoto-u.ac.jpまたはメイルを送るまで。


03/01/97(土)

・まだ真夜中・

 そろそろ江口氏がいらして、ドスヴイの方のハードディスクを初期化される。ぼくは見学。できればついでにぼくの人生も初期化したい。

 そうそう、ついに春が来てしまいました。昨日ぼくの家にも来ました。


・昼過ぎ・

 昨夜は江口氏がDos/V機を初期化してWindows95を入れ直すのを手伝っていたわけだが、朝6時までかかって失敗。現在Dos/V機は使用不可能。あらま。

 それで朝6時に雨が降る中、友達の家に行って泊めてもらう。You've Got A Friend.とか言って。ありがと。

 江口氏には自転車撤去の話で論駁される。特に強力な反論だったのは、「(Sade氏の論法でいくと)、自動車にも十分な駐車場がないのだから、自動車に乗る自由も奪われている」というもの。自動車は乗っちゃいけないのでぃす、バスか電車に乗るべきでぃす、と言いたいが、簡単にそう言ってしまうと、じゃあ自転車も乗っちゃいけないんじゃないの、ということになってしまう。自転車と自動車の決定的な違いを考えなくてはいけない。(あると思うのだが)

 さて、昼ごはんを食べに行くか。


・昼下がり・

 少年誌で最近好きなマンガは(前も書いたが)サンデーの『なぎさMe公認』。絵がきれいだから。ストーリーはごく普通のスポーツ&恋愛ものです。前の源義経のマンガ(『ますらを』だったか?)のときから、うまい絵だなあ、と思って見ていた。最近ではこのマンガと『ジョジョ』だけが、「早く次を読みたい」と思わせるマンガ。

 少年誌四誌の独善的な順位づけ。サンデー>チャンピオン>マガジン>ジャンプ。

 (マンガ読んでないで勉強しなさいってば)

 今からバンドの練習。あ、来ないだ久しぶりに倫語も更新したんです。お時間があればどうぞご覧下さい。


・晩・

 (ドラマーが休んだ)バンドの練習終わり。オムライス食べて帰ります。明日も来る。と思う。


03/03/97(月)

・夕方・

 ベンタム読書会。江口氏と鈴木氏が参加。全部終わったら、訳("Article on Utilitarianism, Short Version")をホームページに載せるつもりだが、今のままでは果てしなく読みにくいので、もうちょっと推敲しないといけない。なるべく今週中に読み終えたいが。

 バイトなので帰る。腹減った。

 ['in other words'(換言すれば、言い換えると)を「他言すれば」と訳して皆の失笑を買ってしまった。「他言すれば」とは言わないんですね・・・。あいかわらず日本語がしゃべれないこだまです]


03/06/97(木)

・昼下がり・

 あ、久しぶり。昨日もベンタム読書会のために学校に来たが、忙しくて何も書けなかった。

 今まで鈴木氏と読書会をしていた。今日は江口氏はお休み。鈴木氏は明日から一カ月ほどイギリスに行くらしい。うらやましい限りである。

 テープの編集やら、読書会の準備やらで不規則な生活をしたため、風邪気味で少しのどが痛い。ああ、ついてない、もうすぐライブなのに。

 さてと、喫茶店でマンガ読んで帰ります。


 ところで先日、遺書を書いてみた。いやもちろん、大学院に合格した矢先、すぐに自殺しようというわけではないんです。ほら、いつか死ぬでしょ、人間って。ソクラテスもさ、「遺書と卒論だけはどれだけ早くに書いても早すぎることはない」って、あれ、言ってないっけ?

 ま、とりあえず(ワープロで)書いてみたわけです。死んだら身体のどの部分を移植してもいいけど、残った分は焼いて灰を海に捨ててくれ、とか、CDとかは友達のだれそれにあげてくれ、とか、図書館の本は返しといてくれ、とか。こういうのってみんな書いてるのかな?

  別に死ぬのはあんまり怖くないけど、痛いのはなるべく避けたい。けどさ、死ぬときに「ああ、おれは満足だ。もうやり残したことは何もない」なんて言えないよね、きっと。「あああ死ぬんだったら、あれもやりたかった、これもやりたかった。あああ」とか言って死んでいくんだろうなあ。ああ、やだやだ。

 教訓。 生きてるうちに出来るだけやりたいことをしましょう。


03/07/97(金)

・昼前・

 なお風邪気味。今日の科学哲学読書会、バンドの練習が少しユウウツ。

 お金が全然ないので、しばらく前から生活パターンが省エネモードに切り替わっている。むやみに喫茶店に近寄らない。缶ジュースは買わない。うう、このままではそのうち借金モードに入りそう。(さらに、物もらいモードというのもある)

 なんか最近、やたらと死が目に付くなあ。テレビで映画見たら人が死ぬし、漱石読んだら文鳥が死ぬし。遺書は書いちゃうし。風邪を引くと悲観的になっちゃうのかな。どうでもいいけどMacのモニターがときどき紫色になるぞ。

 さて、昼ごはんを食べに行くか。


・夕方・

 科学哲学読書会終わり。面白かった。参加者は松王氏、白水氏、江口氏、深谷君と、そうそうたる顔ぶれ。次回は火曜日1時から。


 ところで。スーパーマン、ウルトラマン、きん肉マンの女性形はそれぞれ、スーパーウーマン、ウルトラウーマン、きん肉ウーマンである、というのは異論のないところであろう。ついでに言えば、雪男、オオカミ男の女性形は、雪女、オオカミ女であろうし、魔女の男性形は間男であろう(うそ)。

 すると、である。永井豪大先生の『デビルマン』の女性形は何であろうか?「デビルウーマン」?いやいや。違う違う。現在モーニングで彼が書いているマンガの題名はなんと、『デビルマン・レディー』!!すでに知ってる人も多いと思うけど、このネーミングって超ダイナミックだと思いません?


 そろそろバンドの練習。


・宵・

 げげーん。バンドの練習がなかったよー。しまった。ライブまであと一回しか練習がない。まぁ、しゃーないしゃーない。これからたぶん白水氏と江口氏とごはん食べて帰ります。明日も来ます。

 ところで、先ほど某大先生(リ、リ、リヴァ、リヴァ・・・恐ろしくてもう書けない)と廊下ですれ違ったとき、大体以下のようなコメントを頂きました。「あ、こだま君こだま君、君の卒論見たんやけど。なんかもう一つ食い足りない気がしたんやけど、まあコンパクトにようまとまってたな。これからは卒論で問題にしてたそれぞれの細かい問題をもっと掘り下げて行ったらいいと思うで。」

 ・・・冷や汗をどわーっとたらしながら、平身低頭でありがとうございますありがとうございますと言ってしまいました。


03/08/97(土)

・朝・

 はなが走る走る。二本の国道を全速力で走ります。ん、もしかしてこれは魔の花粉症ではっ?ええい、悪霊退散っ。

 今からバンドの練習。どうしようか、このはな。ちぎっちゃおうか。


・昼過ぎ・

 う。時間がない。急いで生協で(明日のライブで配るアンケートなどを)コピーして、めし食って帰ります。ではまた明日。


03/09/97(日)

・昼下がり・

 らい。ぶっ。

 体調はまだ悪い。熱も出たのでやっぱり風邪みたい。昨日はオレンジジュースやらポカリスウェットやらを大量に飲んで寝てました。おうう、おうっと、うなりながら読書会の用意もしましたが。

 明日は午後一時から、『元祖日本自由意志研究会』の第一回大会が、ここか研究室で開催されます。来る者は拒まず。来たい方は来てくだされ。

 では明日。あ、また後でギター置きに来るか。

 (ところで江口氏に、「『諌める』は目上のものに説教するときに使うのじゃ」というようなことを教えられたので、訂正しておいた。場所は秘密)


03/10/97(月)

・昼下がり・

 昨日のライブは最悪。次は頑張る。

 今読書会が終わった。もっとどんどん進みたいのは山々だが、ちゃんと全訳するとこのぐらいが精一杯。全訳しないでまとめるという力ももちろん必要で、これからその力も養っていかないといけませんが、今年やる予定の翻訳の練習もしとかないといけないし。訳はとにかく時間がかかる。(けどすらすら英文が読めるためには、一度は通らないといけない道だと思う)

 風邪がなかなか直んない。はなのかみすぎで、はなの頭が痛い。

 バイトなので図書館寄って帰ります。中3の授業は今日で終わり。(自分に)おつかれさま。


03/12/97(水)

・朝・

 まだ風邪。昨日読書会を休んで一日寝ていたが、あんまりよくならない。

 今日の読書会の準備もまだ進んでいない。自由意志の議論って、難しい。


・夜・

 大日本自由意志研究会終わり。帰ります。


03/13/97(木)

・朝・

 あーあ、伊達さん負けちゃった。<『はじめの一歩』

 昨日は(加藤研究室にカギを忘れた!!)、自由意志の読書会が終わってすぐにバイト。バイト終わったら家に帰って朝まで寝たおした。しかしはなは相変わらず出る。これから読書会の準備。やばい。


 さて、この前のライブのとき、ギターのやつが「サンバ・ホイッスル」という笛を吹いていたのだが(600円ぐらいで買えるらしい)、それをその時初めて見たぼくと、その友人との会話を再現しよう。

 「ほら、これ買ってん。ええやろ」

 「え、なにそれ」

 「さん@@@@@する」(よく聞こえない)

 「え、なにって?」

 「さんば@@@@する」(また聞き取れない)

 「ごめん、ゆっくりも一回言って」

 「さ・ん・ば・ほ・いっ・す・るっ」

 「さんばほいっする?」

 「そう。耳悪いな、おまえ」

 「う〜ん。さんばホイッスル・・・って、『はい生まれます生まれます、はいがんばって、生まれますよっ、はいっ、ピピーッ』っておばあさんが吹くやつ?」

 「あほかっ」


・サンバ・ホイッスル(んば・ほいっする)

黒人が集団で怪しげな踊りをするときに使う、十字型の笛。


・宵・

 研究室にコンピュータが来たかもしれない。インストールもほとんど済んだかもしれない。


Satoshi Kodama
kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp
All rights unreserved.
Last modified: Thu Jan 21 02:10:02 JST 1999