問題のすべては自律的個人、市場経済、手続きとしての国家によって解決できる と考えるのが哲学的リベラルであり、より実質的な倫理的アイデンティティーと 民主的政策へのより能動的な参加とが健全な社会の存続には不可欠だと考えるのが 共同体主義者であるとすれば、確かに私たちは共同体主義者である。 しかし、「共同体主義」という言葉には、誤解を招くところがある。 家族、教会の信者、近隣といった顔見知りの集団だけが共同体であり、 国家、経済、その他今日の私たちの生活を大幅に支配している一切の大構造 に反対する者が共同体主義者であると、そう考える人もあるからだ。 しかし私たちが言おうとしているのは、経済や国家の大構造に市民がより大規模に 参加する必要があるということである。そうすることによってのみ、 私たちは現代の社会生活のますます深刻化する諸問題を克服することができる であろう。
ロバート・N・ベラー『善い社会 道徳的エコロジーの制度論』
少女: なかなか眠れない。どうしてか?
医師: 何か心当たりのあることは?
少女: いろいろ過剰だからだろうか。まず、煙草を吸い過ぎる。 アルコールを飲み過ぎる。それに、私は男友達が多いせいか、 セックスをし過ぎる。だから疲れ過ぎる。眠れないことと関係があるのか?
医師: その過ぎるというのは、よくないのでは。少しセーブするといい。
少女: 本当ですか。自分がしたいと思うことを、しなくてもいいのですか。---千石保『新エゴイズムの若者たち 自己決定主義という価値観』
リップマンの『世論』。下巻の途中まで。下巻がおもしろい。 タウンシップの民主主義を大規模な代表制民主主義にしたときの問題は、 市民がいかにして判断のために情報を得るかということ。 これについての有効な答が見出せなかったので、 初期の米国は大衆の愚昧な判断を恐れて制限選挙を行ない、 悪政に対する防御としてはもっぱら均衡と抑制という制度に頼った。 ベンタム的には、有効な答は情報公開と報道の自由だったわけだ。
朝遅くに起きて、シリアル、ヨーグルト。 お昼に某友人と日比谷公園の松本楼で待合せしていたので、 有楽町まで行き、歩いて日比谷公園へ。 カレーブッフェで食事をしながら(カレーはC+だがレストランはB-)、歓談。 ほぼ一年前に英国で撮った写真をいただく。感謝。
それから蒲田に戻ってくる。某喫茶店に行くと、 注文をする前に「アイスのカフェラテですね」と言われた。 どうやらここでもブラックリストに載ったらしい。
眠い。
メモ。正確な事実に基づいて議論し、省庁が情報を共有できるように、 各省庁に情報部を設置せよというリップマンの主張は、 ベンタムの情報公開の発想に近い(第26章参照)。 また、レトリック(観念の伴わない言葉による議論、たとえば 「労働者が搾取されている」)ではなく、 意味をいちいち確認するソクラテス流の対話をせよという主張は、 ベンタムの発想にも近いし、当時の一般意味論の主張にも近い(下巻264-9頁参照)。 なんにしろ、リップマンの後半の議論はおもしろい。
リップマン、一応最後まで読んだ。上巻の認識論の部分よりも、 後半の諸提案の方がおもしろい。 発表要旨の筋がようやく見えてきた気がする。 しかし、世論や情報公開についてはまだまだ勉強する必要あり。
夕方、某サブウェイでサンドイッチを買い、下宿に戻って食べる。 それからしばらくラジオを聴きながらウトウトする。
どうもお腹の調子が変だ。
ラジオでブッシュのペンタゴンでのスピーチを聴きながら、 そうめん食べる。
机に向かっている時間…6.0hr
今日の勉強時間…4.5hr
マルクス係数…0
某仕事。あと少し。
首が痛い。今後も座業が続くわけだし、 どのように座れば一番肩や首が痛くならないかについては一度よく研究すべきだな。 猫のように丸くなってはいけない。
朝、不燃ゴミを出したあと、洗濯機をかけて二度寝してしまう。 起きてから洗濯物を干し、ヨーグルトを食べ、シャワー。
喫茶店に行き、まず某仕事を終わらせてしまおう。
某そば屋でとろろそば。
某仕事、ほぼ終わり。次は発表要旨を仕上げなければ。
夕方、駅前の区役所のそばの中華料理屋で食べる。水餃子その他。 ここもうまい(B-)。
食事の前に駅前で古本を買う。
たまっている新聞を少し読む。
世界銀行の
今年の白書に
よれば、持続可能な発展のためには(1)発展途上国は民主主義化を進め、
よい政府を作る、(2)先進国は発展途上国を債務免除や技術援助という形で助ける、
(3)市民団体は弱者の代弁をする、
(4)企業は環境への配慮をする必要がある。未解決の問題は、
(1)発展途上国が先進国の消費行動をモデルにしてよいのか、
(2)GM食品の普及を促進すべきか、
(3)知的財産権によって大企業の利益を守るべきなのか、
(4)世界的な移民の傾向をどうすべきか、だそうだ。
(「ヨハネスブルグ・サミットとその先を見据えて: 行動のためのアジェンダ」も参照。PDFファイル)
タマちゃんがまた南に引越したという話。 オレが京都に戻るころには鴨川まで引越してるかも。 いや、まったく別のアザラシの可能性もあるだろうけど。 アイデンティティが確認されるまで、「タマちゃん3号」と呼ぶべきかも。
ちょっとウトウトする。
逃避。たまりはじめていたメイルの返事を書く。
U2のベスト、アマゾンの宣伝メイルにつれられて注文してしまった。
年金を払うのを忘れている。明日払いに行くこと。
そういえば、スレイドが故郷にある大学から表彰を受けたとか (Honorary award for glam rockers)。 ただし、博士号ではないようだ。
机に向かっている時間…6.75hr
今日の勉強時間…4.25hr
マルクス係数…0
あれ、まだ発表要旨を書き出していなかったりする。 頭の中にはあるんだが(言い訳)。起きたら書きだそう。
ガムのかみすぎで、上の歯が一本ボロボロになって取れてアセる、 という夢を見る。目覚めても強く印象に残っており、 気になったのでネットで夢解釈を調べてみる。 すると、歯は男性性器を象徴しており、 歯が抜けるのは性的能力の衰えだとか自慰への罰だとかロクなものがない。 寝直そう。
お昼に起き、ちょっと渋谷に行って食事する。 そのあと蒲田に戻ってきて某喫茶店に行き、発表要旨を書く。 だいたい書けたので、今日中に発送してしまおう。
某発表要旨は、メイルでも出せるようなので、 もうすこし寝かせて発酵させることにする。
総務省の政治資金収支報告書。中央はわかるが地方がわからないのが問題らしい。
夜はそば屋でそばとうな丼。そのあと少しマンガ喫茶に行き(ひさしぶり)、 雑誌などを読む。
新聞。代替エネルギーに関しては、国際的に強制力のある条約を結ぶにせよ、 企業の自発性にまかせるにせよ、政府が補助金を出す必要があるという話。
机に向かっている時間…6.0hr
今日の勉強時間…5.0hr
マルクス係数…0
すずしい。
のどが乾いて目が覚める。窓を開けているとちょっと寒いくらいだ。
たまっていた燃えるゴミを出す。あるだけいっぺんに持って降りたので、 指がチギれそうになる。
朝遅くに起きて、ヨーグルト、シャワー。
今日は新聞を読み、発表要旨を完成させねば。
明日は敬老の日。産経の社説を読んでいて思ったが、 老人が一般に尊敬されないのは、 老いに対する恐怖とか嫌悪とかがあるのかもしれない。 老人差別反対。
自由ヶ丘に来て、ファーストキッチンで昼食。カニぽてピザのセット(C-)。
新聞。ヨハネスブルグのサミット(古い)が、 発展途上国を援助するかわりに自由貿易と民営化を求める多国籍企業に 乗っ取られるという話。 自由市場は国際的な規制なしには環境を破壊し貧困を緩和しないので、 まず企業の国際的な規制が必要だとNGOなどは主張しているそうだ。
イランの政情。イスラム革命をさらに進展させたい中高年の人々を後目に、 人口の三分の二を占める三十代以下の若者たちはネットや衛星放送を 見て自由主義国の考え方を吸収しつつあるという話。
喫茶店に移動し、新聞を読みながら英単語の勉強。
夕方、有楽町に行きしばらく日比谷公園で時間をつぶしたあと、 国際フォーラムでノラ・ジョーンズのコンサートを観る。 そこそこ良かったが、 やっぱりあの手の音楽はジャズ・クラブじゃないとだめのようだ。 バックも今いち。ギターかドラマーが悪いのか、 ときどき妙にモタついていた気がする。 彼女の声もCDで聞ける魅惑的な響きはなかった。 もう少し成長してくれることを期待。C+。
そのあと駅前で鰻を食べる。うまい。B。 新聞を読みながら帰宅。 次期首相候補のシュレーダー(シュレッダーではない)とシュトイバーの テレビ討論の話や、ムシャラフが憲法をまたいじって軍部(国家安全評議会)を首相、 内閣、国会の上に置いたという話とか。
机に向かっている時間…4.5hr
今日の勉強時間…1.5hr
マルクス係数…0
某学会用の発表要旨をメイルで送った。
今日は鎌倉に行ってきた。 鶴岡八幡宮で祭がやっていたようだが、 北鎌倉駅で降りて円覚寺、建長寺、半僧坊を見たら力尽き、 鳩サブレーを買って蒲田に戻ってきた。 昼は健長寺の近くでそば(C+)。夕方は家のそばで天丼とうどん(B-)。 うどんは関東のうどんで、濃いつゆで具はネギだけだった。 夜中、腹が減ったので駅前のProntoでピザ。 ここのピザはそこそこいける(C+)。
新聞を読まねば。
机に向かっている時間…1.5hr
今日の勉強時間…1.5hr
マルクス係数…0
よく寝る。窓を開けたまま眠るともう寒い。
メモ: 「自己利益を貪欲に追求する」ベンタムの人間観って、 現代の企業についてよく当てはまってる気がする。 かつてはディケンズのスクルージが体現していた 「功利主義的人間(=自己利益を貪欲に追求する)」を 現代もっともよく体現しているのは多国籍企業かもしれない。
お昼、某友人と東京駅で会う。 新しくなった丸ビルはとても混んでいたので、大丸に行き天ぷら(C+)。 近況を語りあう。
夕方、下宿に戻る。つかれていたので寝ようと思っていると、 料理をしていたフラットメイトAがガスレンジの調子がおかしいと言う。 一緒に見てみると、 どうも着火用の電池が切れているようだということになり、 「じゃあついでだしちょっと近くのコンビニで電池を買ってきます」 と、ついでもないのについ言ってしまう。
コンビニに行って電池を買って戻り、 電池を交換するとガスレンジが無事復活したので、 じゃあ寝ようと思って部屋に入ろうとすると、カギがない。 急いで服を来てコンビニに行ったので、 カギを部屋に入れたまま出てしまったのだ。 この下宿にいるのもあと一週間というときになって、 ついに恐れていたことをやってしまった。
あああ神さま、 ちょっと親切心を見せたと思ったらこの仕打ちですかと胸を叩いて叫びたかったが、 神を責めても仕方がないので6000円ぐらい払って開錠屋を呼ぶことにし、 気の毒がるフラットメイトAに電話番号を教えてもらう。 しかし、隣の部屋からバルコニーを渡って窓から部屋に入れることを思いだし、 とりあえず隣の部屋のフラットメイトBが帰ってくるのを待つことにした。
居間で待つのも退屈なので、駅前のマンガ喫茶に行く。 コーヒーを飲みながら、『MAJOR』を途中から最新刊まで読む。 燃える。泣かせる。 最近のスポコン野球の最高峰ではないか(って、そんなに読んでないけど)。 やっぱりこういう元気の出る少年マンガっていいなあ。A-。 『ヨリが跳ぶ』も少し読む。これはおもしろいが、燃えることはない。
そうこうしていると、 フラットメイトAから電話が来て、 隣の部屋のフラットメイトBが戻ってきたことを教えてくれる。 走って下宿に戻ると、 フラットメイトAがいて、 もうあなたの部屋のカギは開いているわよと言う。 どういうことかと思ったら、 彼女がフラットメイトBにオレの話をすると、 「それだったら簡単だ」と言ってベランダからオレの部屋の窓をよじのぼって 部屋に入り、カギを開けてくれたとのこと。 隣の部屋からバルコニー伝いにオレの部屋に侵入するのは そんなに簡単なのかとちょっと心配になったが、 まあ部屋にたいしたものはないからいいやと思い、 フラットメイトBにお礼を言っておく。
部屋にカギを忘れて出たことに気付いたときは、 親切が裏目に出たと思ってたが、 結局別の人の親切に助けられた。 親切を後悔したことに反省し、助けてもらったことに深く感謝。
シャワーを浴びたあと、 腹が減っていたので近くの屋台風の中華料理屋に行く。なかなかうまい。C+。
つかれた。寝よう。
机に向かっている時間…4.0hr
今日の勉強時間…0hr
マルクス係数…0
眠いが、昨日はほとんど勉強していないので、すこし本を読む。
ユダヤ人差別を論じたものがほとんどすべてだめなのは、 その筆者が自分だけはそんなものとは無縁だと心の中できめてかかるからである。
---オーウェル
傍観者としてではなく、当事者としての問題意識を持つことの大切さ。 自分の中の偏見を問題にしなければならない。
過去の思想を現代のわれわれの言葉だけを用いて記述するのは避ける必要がある。 過去の思想はその思想を産みだした人々が把握していた知的、社会的、政治的、 宗教的な文脈に位置づけられるべきであるだけでなく、 彼ら自身が実際に使っていたか、もしくは使ったであろう語彙を用いて理解される べきである。 過去の思想をその思想を産みだした人々やそれを読んだ人々と同じように把握したい のであれば、その両方を心掛ける必要がある。
偉大な道徳哲学はいつも哲学それ自体の内部から生じた関心事に端を発する わけではない。それは個人的、社会的、政治的、宗教的な生活に関する深刻な問題 への取り組みから生まれてくる。 これらの問題状況は変化するので、過去の道徳哲学の議論だけでなく文脈をも 把握しなければ、道徳哲学の発展の歴史を十分に理解することはできない。 そのような問題状況の変化がどのように過去の思想家に影響を与えたかを知れば、 われわれは自分たちに影響を及ぼしている類似の考慮すべき事柄についても 明確になることができると思われる。 われわれが自分自身の中心問題だと考えているものの歴史性を自覚することにより、 他の仕方では得ることのできない批判的な足場が与えられる。
---J.B. Schneewind
思想史を学ぶことの重要性あるいは効用。 思想の背景を知ることは、その思想をよく知るために必要であるだけでなく、 現代の問題を批判的に理解するさいに必要な歴史性の自覚をも与えてくれる。
シュニーウィンドのThe Invention of Autonomy。 カントの思想を思想史的視点から解明しようとしている本(p. 3)。 西洋道徳思想においては、17世紀から18世紀にかけて、 服従の道徳から自律(自己支配)の道徳、すなわち正しいことは偉い人が教えてくれて それに従わなければ罰せられるから従うという「外在的な」道徳から、 正しいことは自分の理性で見つけられて罰が与えられなくてもそれに従う動機を 持っているという「内在的な」道徳へのシフトがあった。 この自律の道徳が現在の西洋自由主義思想(可能なかぎり他人の干渉を排除する) の源流になっている(pp. 4-5)。
18世紀以前の哲学者は服従の道徳(ie. 当時のキリスト教道徳) を改善しようと試みていたが、その中で生まれてきた解決策が、 18世紀の「自律の道徳哲学者たち」に素材を与えた。 18世紀末のリード、ベンタム、カントがこの新しい道徳哲学の最高峰 (ベンタムの思想は自己支配型道徳じゃないかもしれない)。 とくにカントの自律の概念(道徳法は自分で立法するからこそ従う動機を持つ)が重要 (pp. 5-6)。
服従の道徳から自律の道徳への推移の背景には宗教問題(宗教改革、宗教戦争など) がある。宗教では国内問題も国際問題も解決できないから、理性に頼ることになる。 宗教では意見が一致せえへんから理性なら一致させられるやろうちゅうこっちゃ。 宗教から理性へ権威が推移することは、 階層的な社会構造から平等な社会構造への転換をももたらす(p. 7)。
当時の自然科学が道徳哲学に及ぼした影響は大きいけど、 基本的には科学ではなく宗教問題が道徳哲学の転換をもたらした(p. 7)。
起きる。よく寝た気がする。
新聞、ヨーグルト。
外は霧。寒くなってきたので、長袖のシャツを買う必要があるかも。
外に出ると、霧だと思ったものは小雨だった。すこし肌寒いが、 ウィンドブレーカーを着ると暑い。郵便局で年金を払い、 駅前の某喫茶店でブランチ。
「一罰百戒」という言葉は、一般予防の考え方を表すのかと思っていたが (実際そういう意味だが)、 他の人のみせしめのために軽い犯罪を重く罰するという含意もあるようだ。
そういえば、先週の金曜日に『AERA』を買った。企業内のメール検閲、 働く女性の育休問題など。
お昼、某大学に行く。図書館には行かずに、購買部ですこし買物をし、 書籍部で本を買う。
それから近くのそば屋でそばを食べたあと、 スタバに行き本を読みながらウトウトする。
夕方に蒲田に戻ってくる。腹の調子が悪くなったので某イトーヨーカドーのトイレを 使わせてもらい、そのあと買物をしてから下宿に戻る。洗濯。
夜、池上に行き、某氏と寿司を食べながら歓談。うまい(B+)。
買ってきた本をざっと読むべきだが、眠いのでもう寝よう。
机に向かっている時間…5.5hr
今日の勉強時間…2.5hr
マルクス係数…0
なぜか夜明けとともに目が覚めてしまう。寝れなくなったので、 燃えるゴミを出し、シリアル、ヨーグルト。
昨日買った本。新書も買ったが、あとで喫茶店でざっと読んでから書く。
今日、政府に対する不信が高まっている。信頼できる政府にするために、 人権、説明責任、透明性などが主張されるが、どれもこれも欠陥だらけ。
人権批判: 人権は民主主義の基礎にあるが、 対応する義務についての議論がおろそかにされている。 誰が権利を保障する(できる)のか。国家が保障するとすれば、 弱体あるいは腐敗した国家の場合はどうするのか。人にしてもらえること ではなく人にすべきことについて考えるべきではないのか。 義務こそが民主主義の基礎。 いまこそカントの定言命法に即してわれわれの義務を考えよう。 テロは普遍化できないでしょ。
説明責任批判: 学校や警察や病院や役所その他に課される 「所定の手続に従え」とか「設定された目標を達成しろ」 とか「すべて記録を残せ」というのは、 実際公的機関に対する市民の信頼を回復しておらず(逆に不信を助長している)、 単にオーウェル的管理社会が強化され能率が下がっているだけ。 記録書類ばっかり書いてたら仕事が進まないでしょっ。
(ペーパーワークに追われる警察官、巡回時間は一日平均4分!という記事を参照)
透明性批判: 政府の透明性は高まったが、それによって信頼が高まった わけではない。そもそも信頼と透明性は必然的関係をもたない (わたしは友人の通帳の内容を知らないが、彼を信頼している)。 信頼を損なうのは正確には隠すことではなく騙すこと。 しかし、透明性によっては必ずしも騙すことは防げない(たとえば、 政府官僚は誤情報を公開するかもしれない)。 重要なのは情報の真偽を検討してから同意(インフォームド・コンセント)する能力。
(しかし、インフォームド・コンセントをするためには情報公開が必要なのでは?)
メディア批判: 政府に透明性を要求するメディア自身の透明性は低い(とくに新聞)。 メディアの流す情報の真偽をどうやって見分けるか。ジャーナリストはカント を読んで「騙してはいけない」義務を体得せよ。
(オニールはジャーナリズムにも透明性を要求しているようだが、 それでは上の自分の批判があてはまることにならないか)
すこし寝る。シャワー。
昨日からお腹の調子が悪い。
安否情報、 誤報相次ぐ 拉致家族、期待そして落胆 (朝日新聞)。加熱報道の結果だ。
内閣府に拉致チーム設置へ (読売新聞)。なんともまぎらわしいタイトル。
拉致事件: 在日コリアン社会にも暗い影 脅迫めいた電話も (毎日新聞)。 「北朝鮮に対する国内世論の硬化を背景に、朝鮮人学校などに脅迫めいた電話 や嫌がらせが相次いでいる。」そうなのか。悪いことが起こらないといいけど。
ネットで新聞を読んでいるともうこんな時間。
近くの某老舗麺屋で玉子丼ともりのセットを食べたあと、 某喫茶店に来て、新書に目を通している。ざっと読むつもりが、 ついついよく読んでしまい、時間がかかる。これではだめだ。
夕方、1時間だけマンガ喫茶へ。『はじめの一歩』と宝島を少々。
それから自由ヶ丘に行き、中華(某紅虎云々)。 お腹の調子が悪いので、あまり食べないようにする。
そのあと、某喫茶店に来る。新書に目を通さねば。新聞も読まねば。
机に向かっている時間…10.0hr
今日の勉強時間…6.5hr
マルクス係数…0
起きて燃えないゴミを出す。ヨーグルト、シリアル。
二度寝してしまう。シャワー。
某大学に来る。某氏から論文のコピーを受けとる。 感謝。生協で食事。
まだすこしお腹の調子が悪い。 ひょっとしてジーパンがきつくなったのだろうか。
夜、自由ヶ丘で中華。某氏お勧めの上海風のところで食べる。 ここもうまい(B-)。眠かったので、そのあと喫茶店に行かずに下宿に戻り、 少し寝る。
夜中、部屋の片付けを始める。案の定荷物が多くなっており、 げっそりする。やっぱり本を買うんじゃなかった。
先週某学会にメイルで発表要旨を送ったが、今日会った某氏の話から察すると、 どうも学会のウェブサイトに書いてあるメイルアドレスが間違っているようで、 まだオレの発表要旨は届いていないようだ。一応、正しいと思われるアドレスに さきほど再送しておいた。こういう場合、もし「もう〆切過ぎてるからダメです。 また来年どうぞ」とていよく断られたら暴れるべきなんだろうか。
そういえば、某国際学会にプロポーザルを送らないといけないのだが、 そのアドレスも間違っていると聞いた(これについては正しいアドレスを 知り合いの方にすでに教えてもらった。感謝)。
あれ、間違っていると思われたメイルアドレスは正しいそうだ。
次は宮城で「ウタちゃん」か(宮城でも川にアザラシ、ウタちゃんと命名)。 「タマちゃん」が多摩川ではなく帷子川に先に現れていたら、 「カタビラちゃん」とかいう名前になったのだろうか。
某学会事務局の方からメイル。 それによると、 オレのメイルのSubjectには英語で`kojin koubo'と書かれていたので、 ウイルスメイルだと思って直ちに削除したんだそうだ :) あはははは。 今度からはもっと誤解のないSubject名を書くようにと注意された。 気をつけよう。
机に向かっている時間…5.0hr
今日の勉強時間…1.0hr
マルクス係数…0
起きて、洗濯、シリアル、シャワー。まだ腹の調子が悪い。 どうも風邪の前兆のようだ。
過去の事実をしっかり見据えることでしか、未来は開けない。 それを北朝鮮は知るべきである。
(9月20日朝日新聞社説「拉致事件――事実究明は譲れない」)
こういうことを言うと、日本はどうなんだと言われそうだけど…。
秘密にする必要もないところまで隠し立てをしていては、外交に対する国民の 信頼を損なうだけだ。可能な限り情報を公開し、透明性を高めることにより、 国民の支持を取り付けることが、外交にとっても不可欠である。
(9月20日読売新聞社説 「[拉致被害情報]「不信を増幅する無用な隠し立て」」)
政府が隠し立てをすると、国民の不信感が高まり、 情報公開をすると、国民の信頼が高まるそうだ。オニールはどう言うか。
掃除、ツナそうめん。もう行かねば。
のぞみに乗って京都に戻ってくる。小型のスーツケースが二つあったので、 死にそうになる。新幹線でもお腹を壊し、これまた死にそうになる。
某読書会があるそうなので、いったん下宿に戻ったあと、大学へ。 バスの中で蚊にかまれる。さすが京都。まだ暑い。
机に向かっている時間…1.5hr
今日の勉強時間…0hr
マルクス係数…0