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- 自己保存に努める個人
- 自然状態における万人の万人に対する戦争
- 自然法の考案
- 自己保存のために可能な限り平和を求めよ
- 他の人々と共同生活をするために他人と同程度の権利放棄をすべし (社会契約)
- 契約を履行すべし→契約の履行を保証する国家の設立
- 絶対的な力を持つ主権者の設立
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- 法の下では法は絶対的な物だという考えには大して批判はありません。
- ホッブズの考える自然状態は戦争状態であるということでしょうか。
- 絶対主権という考え方は今の北朝鮮のような社会を作るということにつながるのでは。
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- 国がすべて決めたことが正しいなんて、現在では考えられない。国民には、常に批判してより良いものにしていこうとする努力は欠かせない。
- 人を信用できないものとして見ているのに、どうしてたった一人の権力者のなすことを正しいと認められるのか。かなり不思議に思う。
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- 自然状態において人間は幸福にはなれないとなると、ホッブズの考えは性悪説ということになるのでしょうか。
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- エディンバラの近くに生まれる
- 12才でエディンバラ大学に入学
- 1739, 1740年に主著『人間本性論』刊行
- 1748年 『人間知性の研究』出版
- 1751年 『道徳原理の研究』出版
- エディンバラ、グラスゴー大学で教職に就こうとするが、反キリスト教な議論を批判され叶わず
- 1754-1762年 『英国史』出版
- 1779年 死後に『自然宗教をめぐる対話』出版
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- ニュートンの物理学の経験的、実証的研究方法を人間の研究に適用
- 知識は知覚によって得られる
- 知覚=感覚印象と、印象から得られる観念
- 知識は(1)事実と、(2)観念間の関係(類似、相違など)のみ
- 因果律の批判
- ある原因がある結果を必然的にもたらすことは、事実としては知覚できない。そう考えるだけ。
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- 道徳においても(例えば「困っている人を助けるのは良い」)、行為(助ける行為)が感情(よいという感情)を引き起こすが、しかしそのような知覚を生み出した事実が行為そのものにあることは経験によっては示すことができない
- 相対主義? ある事実やその結果をよく理解した場合、みな同様な感情を抱くことは認める
- 道徳判断は社会的有用性に基づく
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- 道徳と理性、感情の関係
- 「〜は正しい、善い」というのは数学のような推論の結果か、好き嫌いと同じで感覚的なものか
- [真理派] 実際に議論、証明がなされる
- [趣味派] 理性は感情を生み出さない
- この論争についてのヒュームの見解
- どちらにも一理ある
- 美醜、好き嫌いの判断にも推論が必要な場合がある (合理性を問題にすることができる)
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- 行為を生み出すのは理性ではなく感情
- 道徳は実践的なもの
- 理性による推論や結論そのものは能動的力をもたない
- 理性が道徳判断を行なうのではない
- 理性が認識するような道徳的事実、道徳的関係は存在しない
- 道徳の源泉は感情
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- 数学的推論においては、既知の事実や関係から新たな事実や関係が導かれる(幾何学の証明など)
- 道徳的判断においては、すべての事実や関係が知られた後で、是認、否認の判断がくだされる。新たな事実や関係は存在しない。
- 母を殺したネロと、その行為を否認するわれわれは、同じ事実や関係をもとに、異なる判断を下している。
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- 道徳判断: 諸事実や諸関係に基づいて下される、是認・否認の感情sentiment
- 理性は事実や関係の確認に用いられる
- →「〜は善い」や「〜は悪い」は感情の表明であり、「善い」「悪い」という客観的事実があるわけではない
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- 道徳の核となる部分が感情だと、個人によって感受性が異なるから、判断も異なるのでは。
- 一夫多妻制は、アラブ人ならば是認の感情を抱くだろうが、現代の日本人は否認の感情を抱くのではないか。
- 母のアグリピナを殺したネロになぜ嫌悪感を持たないといけないのか。
- ヒュームは、普通の感受性をしていれば嫌悪感を持つだろうと考えている
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- 道徳は自分の良心に頼ったり、直感に頼ったりする部分が大きいので、それほど論議は出来ないのではないかと思う。
- 道徳は直感・第一印象で感じている部分も含まれていると思う。
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- しかし、もし、裁判のケースで、ある女性が片思いをしていることを知っているAさんが、その男性にそのことを告げたところある女性がふられたとしたら、Aさんは訴えられた。Aさんにしてみたら良かれと思ったこと。裁判官は感情を重視するのか。
- 感情(動機)を判断するのではなく、道徳判断は(是認・否認の)感情だとヒュームは述べている
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- 仁愛の徳について
- benevolence 博愛、善意
- どのような場合でも快く、是認される
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- 正義の徳が成立する条件
- どのような場合でも是認されるわけではない
- 所有権、富の分配が必要になる条件:
財の希少性、限られた寛大さ
- 逆に、財が非常に限られている場合は、正義は存在しない
- 正義の価値は有用性に存する
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- 美徳は本人か他人にとって有用であるか、快いものである
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- われわれは自愛の情だけでなく、仁愛の情も持つ
- 道徳判断は、自分の利害から離れて、一般的な視点からなされる
- それゆえ、道徳判断は各人に相対的ではなく、普遍的である
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- 美徳は本人か他人にとって有用であるか、快いものである
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