(かんじゃしゅけんしゅぎ patient sovereignty)
患者は医療に関することであっても、 自分のこと、自分の健康にかかわることは自分で決める権利を持ち、 情報提供の義務も技術提供の義務も医師側にあるが、 それを決定するのは患者側である、という考え方。 医療父権主義と対比して語られる。 現在ではその両極端の真ん中を行き、 患者と医者が協力して共同で意思決定しましょうや、 という流れにあるらしい。
(参考、斎藤隆雄監修、『生命倫理学講義』、日本評論社、1998年、68頁)