(ひぽくらてす Hippocrates)
前5世紀末から前4世紀初めにかけて活躍したギリシアの医師。 医学の父として知られる。
彼の学派が掲げていたヒポクラテスの誓い (Hippocratic Oath) は、 西洋の医の倫理に対して長いあいだ大きな影響を与えてきた。 とりわけ、(1) 医者は患者に善い行ないをし、 悪い行ないをしてはならない、 という原則の確立(善行beneficenceの原則)したことと、 (2) 妊娠中絶と安楽死の禁止が、人間の生命の神聖さ」 を重んじるキリスト教倫理と一致していたことが重要である。
ヒポクラテスの誓いの原文を読みたい方は、 ここに行くべし。