米国の思想家(1905-1991)。 「状況倫理」の産みの親。 彼によれば、道徳判断は、その場その場の状況ごとに下されねばならないので、 倫理原則は役に立たないとされる。 また彼によれば、道徳判断は、 「その状況においてもっとも愛が増えるような仕方で」 なされなければならない。 生命倫理学の先駆けとなる仕事をしているが、 今日では彼の状況倫理があまり注目されることはない。