その他の腎障害
他の病気による腎障害とは?
糖尿病、高血圧、痛風、肝疾患、SLEや慢性関節リウマチなどの膠原病など様々な病気に伴って腎障害が起こります。どのような病気でも検尿などを行い、腎障害をチェックするのはこのためです。
薬の副作用による腎障害
抗生物質などによる間質性腎炎以外にも、数え切れないほど多くの薬剤による腎障害が知られています。漢方や民間薬と言っても決して安心できません。逆に内容のわからないものほど、危険があります。
"クスリ" は "リスク(危険)" の裏返しであることを覚えておく必要があります。
妊娠高血圧症候群とは
以前は、妊娠中毒症と呼ばれていました。
本来の妊娠高血圧症候群は、妊娠後期、すなわち最後の3カ月頃に血圧の上昇、蛋白尿、むくみ(浮腫)などで発症します。初期から蛋白尿が出ているような場合には、妊娠前から腎炎などがある場合がほとんどです。妊娠高血圧症候群の原因は妊娠ですから、出産後には完全に治り得る病気です。
しかし急性腎炎のように完全に治りきらず、慢性腎炎となるような場合も多く、出産後も定期検診が必要です。治りが悪いときには、腎生検による精密検査が必要です。出産後は無症状であり、子育てのためについつい放置されがちですが、危険な場合も有ります。
再発することも多く、次の妊娠の時にはより注意が必要です。
遺伝性腎臓病
のう胞腎(嚢胞腎)も遺伝的な腎臓病ですが、他にも様々な遺伝的な腎疾患が知られています。しかし、遺伝的腎臓病で現在まで存在していると言うことは、逆に考えれば軽症な場合が多いことを示しています。家族内に腎臓病が多いからと言って、遺伝的なものは稀です。
特発性腎出血
血尿の原因は様々ですが、いくら詳細に原因を調べてもわからないことが多く、原因不明と言う意味で、特発性腎出血と言う病名が付けられることがあります。もちろん、腎臓からの出血か否かも不明なことが多いのですが、一般的には予後は良好です。しかし、尿路系の悪性腫瘍が潜んでいる可能性もあり、油断できません。とにかく、定期的な検査が必要です。
遊走腎
腎臓と尿路の構造で説明したように、腎臓は立ち上がると約2〜3センチ下がるのが普通です。しかし、やせた人などではもっと下がることがあり、骨盤の中まで下がる場合があります。このような場合には腎下垂、あるいは遊走腎(特に病気ではありません)と呼び、時には血尿や腰痛の原因となることがあります。
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