ネフローゼ症候群の治療目標
ネフロ−ゼ症候群は原因によって治療法は非常に異なりますが、治療の目標は共通です。すなわち、通常の生活においてもむくみ(浮腫)が無い状態にもどすことです。微小変化型ネフローゼ症候群を除いて、必ずしも尿蛋白が出なくなることが第一目標ではありません。
いずれにせよ、このような治療目標に到達するまでは入院が原則です。ネフロ−ゼ症候群を軽く見てはいけません。免疫グロブリンなど、抵抗力を発揮するのに重要なタンパク質も尿に失っていますから、非常に抵抗力が低下しています(易感染性と言います)。慢性糸球体腎炎によるネフローゼ症候群に対する治療に用いられているステロイド薬や免疫抑制薬などは、さらに抵抗力を低下させますので、軽い風邪でも肺炎に進行し、命にかかわるようなことも十分起こりうるのです。
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