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むくみ(浮腫)とは

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朝起きて鏡を見ると顔がはれぼったい、夕方になると靴が窮屈になる、今まではいていたズボンが窮屈になった、"太ったんだろうか、むくんでいるのだろうか"と不安を抱いたことはないでしょうか。

1) むくみ(浮腫)と肥満は違いは?

2) むくみ(浮腫)と腎臓病の関係は?

3) むくみ(浮腫)はどうして悪いのか?

むくみ(浮腫)と肥満は違いは?

同じように体重が増加しても、むくみ(浮腫)と肥満では、その成り立ちは全く違います。むくみ(浮腫)体の水分が異常に増加した状態であり、肥満とは脂肪分が増えることなのです。これを区別するには、むくんでいると思われる部分、特に足のすねを10秒以上強く指で押し付けてみましょう。へこみが出来れば、むくみ(浮腫)です。肥満の場合にはこのようなへこみは出来ません。また、ひどいむくみ(浮腫)の場合には3〜4日で10kgも体重が増加することもありますが、肥満の場合にはここまで極端な事は有りません。

最初に述べたようにむくみ(浮腫)の初期には一般に、朝顔がはれぼったい、夕方になると足がむくんで靴が窮屈になる、といった症状が現れます。また、朝に比べて夕方の方が体重が増えていることが多く(1kg程度は正常です)、飲んだ水分の量に比べて尿の量が少なくなります。

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むくみ(浮腫)と腎臓病の関係は?

むくみ(浮腫)がでるとすぐ腎臓が悪い、と判断される方は多いと思います。確かに、むくみ(浮腫)の原因として腎臓病は最も多いものであり、むくみ(浮腫)が出たら、まず腎臓病でないかどうかを調べる必要があります。重症の腎臓病で尿があまり出ないのに、普通に飲み食いすれば、体に水分が貯ってむくむのは当然です。しかしこのような腎臓病は、腎不全、あるいは急性糸球体腎炎やネフロ−ゼ症候群などに限られます。最も多い腎臓病である慢性糸球体腎炎では一般にむくみ(浮腫)は見られません。

次に説明するようにむくみ(浮腫)の原因は腎臓病に限りません。

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むくみ(浮腫)はどうして悪いのか?

体がむくむとどうして悪いのでしょう。

夕方になると靴が履きにくい、歩きにくいなどの症状で困ることがあります。また、特に女性で顔のむくみ(浮腫)を異常に気にされる場合もあります。しかし、このようなむくみ(浮腫)自体にあまり大きな弊害はありませんが、むくみ(浮腫)の原因となっている病気が問題です。軽いむくみ(浮腫)と言っても、先に述べたむくみ(浮腫)の原因からも判るように、腎臓病ではネフロ−ゼ症候群や腎不全、その他、心不全や肝硬変と言った重い病気が見つかるかも知れないからです。

一方、全身がむくむような重症な場合には、足や顔だけではなく内臓全体がむくみ(浮腫)、内臓がうまく働けなくなります。特に、肺がむくむと、呼吸による酸素と炭酸ガスの交換が出来なくなり、呼吸困難となり、重篤な場合には生命にかかわることもあります。このような場合には、むくみ(浮腫)自体が非常にこわい症状につながります。

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