民間療法は大丈夫?
腎臓病の多くは完治しません。そこで少しでも良くしたいという患者さんの心理に付け込んで、様々な民間療法がはびこっています。
他の項で説明したように腎臓病にはたくさんの種類があり、それぞれ治療法が異なります。中にはまったく逆の治療を要することがあるにもかかわらず、腎臓病に効くなどという民間療法があります。このようなものは絶対信用しない方で下さい。副作用がなければまだしも、全く逆の療法を指導され、かえって腎臓を悪くする場合もあります。《君子危うきに近寄らず》です。
実例
中年の女性で、腎生検により比較的軽いIgA腎症と診断され、薬の投与を受けながら外来受診を続けておられました。検尿所見はほとんど変わらず、安定していると思っていましたが、徐々に腎機能が低下してきたのです。そこで患者さんに、《何か変わった事は有りませんか?》と聞くと、実はずいぶん前から知人から腎臓病に良いと勧められたゲルマニウム製剤を毎日かかさず服用し、処方した薬は服用していないことがわかりました。
再度腎生検を行うと、ゲルマニウムによる間質性腎炎であることが判明しました。
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《ゲルマニウムに関する情報》
国立衛生・栄養研究所(外部サイト)