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急性糸球体腎炎

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急性糸球体腎炎は子供に多い病気で、慢性糸球体腎炎と異なり、完全に治癒することが期待できる病気です。従って、治療も完治することを目標に、より厳密に行います。

このために慢性糸球体腎炎との鑑別が非常に重要で、腎生検が必須の検査です。急性腎炎症候群で発症する場合、急性糸球体腎炎と決めつけられることも多く、いたずらに厳密な安静を強いられることもあります。腎生検を行わない限り、確定診断は出来ないと思って下さい。

通常、発症から1〜3カ月は入院加療、約3〜6カ月は自宅安静、約6カ月〜1年間は運動禁止で通学、という厳しい安静を行います。治る病気ですから我慢しましょう。急性期(通常1〜2カ月)には、安静臥床などの対症療法が必要です。扁桃炎などの急性糸球体腎炎の誘因となった病気に対しては、抗生物質を1〜2週間服用します。

急性期で浮腫や高血圧のある場合には、食事療法として塩分・水分を制限し、腎不全を呈する場合には蛋白制限も必要となります。腎不全が高度となる場合には、血液透析や腹膜透析を必要とすることもあります。

検尿も正常となり、完治したと思われる患者さんでも、再度腎生検を行うと、まだ病変が残っていることも多く、油断は禁物です。また完治したとしても、腎生検を行うと働きを失ったネフロンも多く見られることが有ります。このような場合には、長い年月の間には、高血圧が現れたり、腎不全に進行することも稀にあります。

少なくとも年に1度は定期検査が必要です。発症後2年間は生活制限が必要と考えて下さい。

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