腎臓と尿路の構造
腎臓の病気を知るためには、まず腎臓の構造や働きを理解する必要があります。
腎臓の構造は?
腎臓はお腹の中には有りません。むしろ背中に左右1つづつあります。ちょうどソラマメのような形で、手の握りこぶしくらいの大きさで、1個の重さは100-150gくらいです。腎臓の実質は枝分かれした血管とネフロンと呼ばれる構造からなっています。
健康な人では、安静時でも1分間に約5リットルの血液が心臓から拍出されています。腎臓の大きさは体重の約1/200に過ぎませんが、1分間に腎臓に流れ込む血液の量は約1リットルで、心臓から流れ出る血液の約1/5を占め、体中で最も血液の流れの多い臓器です。腎臓病はこの中の様々な場所に起こります。例えば慢性腎炎(正しくは慢性糸球体腎炎)は主に皮質にある糸球体(次項で説明)の病気であり、腎盂腎炎は、細菌が尿路を逆流し、尿管から腎盂にたどり着いて起こる病気で、場所も性質もまったく異なる病気です。
尿路(尿の通る道)の構造は?
腎臓で作られた尿は、尿管を流れて膀胱に貯まります。だいたい150〜200ミリリットル貯まると、尿意をもよおします。膀胱に貯まった尿が尿道を通って勢い良く便器に放出されます。
腎臓は、立ち上がると約2〜3センチ下がるのが普通です。しかし、やせた人などでは下がりやすく、骨盤の中まで下がる人もいます。このような場合には腎下垂(あるいは遊走腎とも呼ばれ、特に病気ではありません)と呼ばれ、中には腰痛の原因となることがあります。
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