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腎臓結石の予防と治療

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1) 尿路結石の診断

2) 尿路結石は溶けるか?

3) 尿路結石の治療

4) 尿路結石の予防

尿路結石の診断

症状から尿路結石を疑い、レントゲンを撮ります。普通のレントゲンでは写らない結石(尿酸、シスチン)もありますので、必ず経静脈性尿路造影検査もして診断します。

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尿路結石は溶けるか?

残念ながらカルシウムを含む結石を薬で溶かすことは無理です。しかし、カルシウムを含まない、シスチン結石や尿酸結石などは薬で溶かせる可能性があります。

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尿路結石の治療

結石の大きさに関わらず、まず鎮痛薬で痛みの発作をおさえます。鎮痛薬としては、非ステロイド系解熱鎮痛薬や抗コリン作動薬を用います。

次に、保存的治療(自然排石)が可能かどうかが治療のポイントとなります。一般に大きさが5mm位までの結石なら自然排石を待ちます。水分を多量にとり尿量を増やすとともに、ジャンプや縄跳びのような運動をしましょう。泌尿器科では排石促進剤鎮痛剤を出します。

結石が5mm以上の大きさで症状があるか、水腎症を伴っている場合には、ESWL(体外衝撃波砕石術)を行います。体外より結石に焦点を合わせて、衝撃波を当てて結石を砂状に破砕して尿の流れと一緒に排泄させる方法です。大きな石では何回も治療(ESWL)を繰り返し、徐々に結石を砕石していきます。現在では、治療の必要な尿路結石の90%以上にESWLを行っています。

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尿路結石の予防

水分をたくさんとることが重要です。1日の尿量として1.5〜2リットルを目標にします。

特に夏の暑い日に汗をたくさんかくような時には、尿の出や色(あまり濃い尿とならないように)を気にしながら十分に水分を取るようにしましょう。水分は何でもかまいませんが、カルシウムのとりすぎに注意して牛乳は1日1本(200ml)以下にするのが良いでしょう。

尿路結石は食生活の著しい向上とともに大幅に増加しています。つまり動物性タンパク質の取りすぎが尿中のカルシウム排泄量を増やすために結石ができてしまいます。尿酸の元であるプリン体を多量に含むレバーや牛肉を摂り過ぎると、高尿酸血症となり、痛風の原因となると同時に尿酸結石の原因となります。

野菜類はどうでしょうか。野菜類に含まれる繊維成分は腸管よりのカルシウムの余分な吸収を防ぎます。ただ、ホウレン草の摂り過ぎには注意しましょう。結石の中ではシュウ酸カルシウム結石が多いのは先に述べた通りですが、ホウレン草にはたくさんのシュウ酸が含まれており、カルシウムとくっつくと水に非常に溶けにくいのです。

カルシウム摂取については制限すべきかどうか難しいところです。適当量のカルシウムは成長などの他の面からも必要です。また、一般的な食事パターンからみると、朝昼夕の3食をきっちり十分な水分をとって食べ、夕食は早目に食べて就寝まで4〜5時間の間隔をあけて、夜食は控え、寝る前に一杯のお茶か水を飲むことも予防としては大事です。

結石の種類によっては予防的にあるいは治療として薬物療法が行われることもあります。

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