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生体腎移植のドナー候補者の検査

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生体腎移植の場合ドナーになる方は健康人です。健康人から腎臓の摘出を行うのですから、大前提があります。それは、ドナーになる方が自らの意志と判断で腎提供を決定したかどうかということです。腎提供をするには周囲から強制されたのではなく、自分の判断で決定した場合に限られます。

ドナーの年令は、だいたい65才位を限度としている施設が多いようです。まず組織適合性検査の結果が前述の相性の程度をクリアした上で次の検査に進みます。絶対にドナーになれないのはレシピエントと同様、感染症や悪性腫瘍にかかっている場合です。レシピエントにこれらの病気が移植されたら大変です。

血液・尿検査、心電図、胸部X線検査、腹部超音波検査などの一般的な全身検査をした上で、腎尿路系に問題がないかどうかチェックし、最終的に血管造影をして、どちらの腎臓を提供するかを決めます。一般的には機能の良い側の腎臓をドナーに残します。高齢者では、高血圧、動脈硬化、糖尿病、腎機能の低下(正常人の80%以下では望ましくない)などによってドナーになれない場合もあります。

腎臓を1つ提供してもドナーの体は大丈夫かとよく聞かれます。それまで2つの腎臓で100%の働きをしていたのを1つとれば計算上では今までの50%しかまかなえなくなるはずです。しかし、残った腎臓は余力をもっていて、片方の腎臓が無くても70〜80%の働きをするようになります。ですから、提供前と同様の生活が可能なのです。

腎臓は背骨の両脇の後腹膜腔という所にあります。ドナーの手術は背中側の肋骨上から、へその横下にかけての脇腹を約20cm切って腎臓を摘出します。手術時間は約3時間です。術後は8日位で退院できるでしょう。

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