尿の泡や外観の異常
尿が泡立つ時は?
尿が非常に泡立つと言って検査に来られる方がいます。 異常がなくても、尿は濃くなると排尿中に泡立ちます。しかし、通常はしばらく便器の中の尿を見ていると泡が消えます。
毎回泡立ちがあり、泡がなかなか消えない場合には尿に蛋白が混ざっている可能性がありますから検査を受けて下さい。詳しくは、「検尿異常:蛋白尿とは」の項で説明します。
尿の色がおかしい時は?
時に尿の色の異常に気づくことがあります。
運動後の茶褐色尿
激しい運動後などに茶色っぽい尿や、コ−ラ色あるいは赤ワイン色の尿が出ることがあります。運動後などには汗をかくため尿は非常に濃くなります。このため茶色っぽい尿が出ても異常と思わない人がほとんどだと思います。これは正しい判断で、異常の無いことがほとんどです。
しかし、大変ハードな運動をした後には、筋肉が痛んだときに筋肉内の成分(ミオグロビン)が血中から尿中に出て、茶色っぽい尿や、コ−ラ色あるいは赤ワイン色の尿が出ることもあります。体がだるいなどの症状が続く場合は、かかりつけの医院や病院で尿検査と腎機能検査を受けてください。まれに横紋筋融解症による急性腎不全の場合があります。
安静時の濁った尿、茶褐色尿
一方、運動などにかかわらず、尿がにごっている、コ−ラ色あるいは赤ワイン色の尿が出るのは異常と考えて下さい。まず、透明なコップなどに尿をとって見て下さい。やはりおかしいと思ったら、かかりつけの医院や病院で尿検査を受けて下さい。先に述べた尿検査で病気を調べる必要があります。運動もしていないし、たくさんの水分をとっても濃い色の尿が出るのは、肝臓病などの可能性があります。
白い色の尿
稀ですが牛乳のように白い色の尿(乳び尿)の出る病気もあります。痛みなどの症状がなくても精密検査を受ける必要があります。
尿の異常が消える前に検査を
尿の色の異常に気づいた時に注意して頂きたいのは、薬を飲んだり、点滴を受けている場合です。薬によっては尿の色が変わることがあります。いずれにせよ、おかしいなと思ったらすぐにコップに尿をとって、その尿を調べてもらうことです。時が経つと一見正常に戻っていることも多く、病気を見逃す危険があるからです。
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