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負荷腎機能検査

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正常な人でも、横になった場合と、立った状態では状態が大きく異なるため、腎臓に流れる血液の量をはじめ、様々な機能が影響を受けます。立位では腎臓に流れる血液の量は40〜50%減少し、糸球体ろ過値(クレアチニンクリアランス)も約30%減少します。

これは他の臓器(特に筋肉)に血液を多く流すために、腎臓が犠牲になっているとも考えられます。健常人ではともかく、慢性糸球体腎炎、さらには慢性腎不全のような病気で、既に腎臓を流れる血液量が減少しているような場合には、さらに大きく減少します。糸球体ろ過値も大きく低下します。このような状態は腎臓にとって非常に負担となり、尿蛋白も病状と比例して増加することが知られています。

狭心症などの心臓の病気では、階段を上るだけでも《胸が苦しい》などの症状として現れることがありますが、腎臓は非常におとなしい臓器ですから、かなりの負担になっても痛みなどの症状は起こりません。このため、立っているくらいで腎臓に負担になっていると感じている患者さんは少なく、ついつい無理をしがちになります。

どの程度負担になっているか調べるには、立位負荷試験などを行い、クレアチニンクリアランスや尿蛋白量などの変動を測定します。色々な負荷試験が有ります。一定時間安静臥床後、一定時間立位負荷などを行って採尿し、クレアチニンクリアランス、尿蛋白量、尿沈渣などの変動を調べることによって、より具体的な安静を指導することができます。例えば慢性糸球体腎炎にもかかわらず、どうしてもゴルフが好きでやめられないような患者さんに、安静時とゴルフ中の尿を比べ、如何に負担になっているかを、具体的な数値で確認すれば、納得される場合も多いのです。

安静の程度に関しては、専門医でも具体的に指導することが困難である場合も多いのですが、このような負荷試験を行うことによって、ある程度の根拠が得られます。

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