第2回glut1異常症患者会総会に参加しました

 平成23年8月6日(土)、京都市障害者スポーツセンターで開催された「第2回glut1異常症患者会総会」に参加しました。この会の活動には、積極的に関わらせて頂いており、過去には、平成21年8月8日に名古屋市で開催された「第1回glut1異常症患者会総会」、平成22年4月17日に京都市障害者スポーツセンターで開催された「患者会会員交流会」にも参加させていただいています。

 今回の総会は、平成21年8月8日に名古屋市で開催された「第1回glut1異常症患者会総会」で参加者から質問され、具体的に何もお答えできなかった「修正アトキンス食に使えそうな、日本で入手可能な食材」をご紹介することを目的に参加させていただきました。

 具体的には、兵庫県加古川市所在の「崇高クリニック」で糖尿病治療を目的に実施されている「断糖食」の理論や「断糖食」で使われている食材の紹介と、韓国所在のナムヤン社がケトン食用の液状フォーミュラとして製造している「ケトニア」の紹介を以下のように行いました。

「断糖食」の紹介 断糖理論に基づく食品の研究により具体的な料理レシピの提案などを行っているNPO「断糖健康倶楽部」から荒木里薬剤師、本多裕里氏に出席いただき、低糖(断糖)食材献立の紹介をしていただきました。
「糖質ゼロ」と書かれた食品にも糖が隠れている可能性があり注意深くラベル表示を確認することや、霜降りの和牛は糖尿病のようなもので霜降り肉は糖質が多いので注意が必要であること等、「断糖」まではいきませんが、「厳しい糖質制限」を行う修正アトキンス食を実施する上で参考になる情報を提供していただきました。
また、NPO「断糖健康倶楽部」が開発されたふすまパンやアミノライス(豆腐由来)等の紹介、アミノライスを使った献立(ピラフ、いなり寿司)の試食などをしていただきました。
なお、詳しくは、「http://dantoclub.web.fc2.com/」にアクセスしてみてください。
アスター薬局にて(荒木里薬剤師)
「ケトニア」の紹介 お隣の国、韓国でケトン食を実施する方々に広く使われている「ケトニア」の試飲会を実施しました。
「ケトニア」は、韓国所在のナムヤン社(Namyang Dairy Products CO., LTD.)が製造する、ケトン食用の液状フォーミュラです。(詳しくは「http://company.namyangi.com/eng/products_12.asp?id=G002」にアクセスしてみてください。)
日本では、株式会社明治が製造する、ケトン食用の粉末状フォーミュラ「ケトンフォーミュラ」があり、小麦粉のように使いクッキーなどを焼く際には大変重宝していますが、お湯に溶かしミルクのように飲む際には、油が浮き、独特の風味があるので、子供達に飲ますのに苦労します。
「ケトニア」は、元々液状ですので、そのまま飲めるという手軽さと、バニラ?バナナ?風味で大変飲みやすくなっています。
試飲会でも、何度もコップを持ってきて、おかわりする子供がいました。
「ケトニア」について詳しい内容が知りたい方は、こちらまでお知らせください。日本語版(仮訳)又は英語版(オリジナル)の冊子を送付いたします。

 当日、準備のために昼前に会場に到着したので、会員の方々と昼食を一緒にとらせて頂いたのですが、役員の方々が考案し、給食会社と交渉して実現した「低糖質弁当(仮称)」を拝見することができました。
 こんなお弁当がテーマパークで販売されていたら、手軽に家族で楽しめますね。
 参考までに写真を掲載します。

役員さんの力作:ふすまパン(右上)など日頃会員の方々が毎日の食事に使っているのでしょうか、低糖質な食材が満載のお弁当です。