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概要

抄集録

4P-007 当院理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の腰痛及び腰痛による業務への影響に関する調査山崎祐子1)1)医療法人社団 三喜会 鶴巻温泉病院 リハビリテーション部key words 療法士・腰痛・影響【目的】 当院PT、OT、ST における腰痛の有症率、重症度、腰痛に関する認知と、腰痛による業務への影響を調査すること。【方法】 対象は当院のPT、OT、ST169 名。調査は腰痛の有無と重症度(VAS、0:なし―10:非常に強い)、腰痛に関する認知(Back Beliefs Questionnaire;BBQ、全14 項目、低いほど不良)、腰痛による欠勤と単位数削減の有無、介入内容(十分なリハビリテーションを提供できているか)・精神面・就労意欲への影響(VAS、0:なし―10:非常に強い)を問う質問紙調査とした。質問紙の提出をもって研究への同意が得られたものとした。回答のうち「腰痛有」の割合を有症率とし、腰痛有群における欠勤と単位数削減の有無、介入内容・精神面・就労意欲への影響が生じた人数を算出した。また介入内容・精神面・就労意欲への影響と、重症度、BBQ、BBQ 予後(予後認知に関わる9 項目の合計)との相関について検定を行った。本研究は当院臨床研究倫理審査委員会の承認を得た。【結果】 有効回答数は137 であり、腰痛有は47 名(重症度中央値3.1、有症率34.3%)であった。欠勤と単位数削減は無く、介入内容への影響は26 名(中央値0.35)・精神面への影響は37 名(中央値1. 2)・就労意欲への影響は34 名(中央値0.75)に生じていた。介入内容への影響はBBQ 予後との間に有意な相関があった(r =- 0.30)。精神面への影響は重症度(r = 0.52)・BBQ(r =- 0.37)・BBQ 予後(r =- 0.34)と有意な相関があり、就労意欲への影響は重症度(r = 0.35)・BBQ(r= - 0.41)・BBQ 予後(r =-0.39)と有意な相関があった。【考察】 重症度と精神面・就労意欲との相関より、腰痛の軽減は精神的健康と就労意欲の向上に繋がる可能性があると考える。予後認知と介入内容・精神面・就労意欲との相関より、良好な予後認知を持つことは精神的健康と就労意欲の向上に加え十分なリハビリテーションを提供することに繋がる可能性があると考える。P-008 急性期病棟でのリハビリテーション専門職の病棟専任配置における連携の効果白土和希1)1)株式会社日立製作所 ひたちなか総合病院 リハビリテーション科key words 病棟専任・連携・早期介入【はじめに】 急性期病院において、円滑な退院調整を実践するためには、患者を支えるスタッフが同じ目標を持って連携をとる必要がある。また、急性期リハビリテーション(以下、リハ)には、廃用症候群の予防、ADL の維持・向上を目的として、入院早期から介入することが求められている。そこで、リハ専門職を病棟に専任配置し、連携・早期介入における効果検証を行った。尚、本研究において、倫理的配慮に考慮し調査を行った。【対象及び方法】 連携については、リハスタッフ32 名・退院調整に関わる病棟スタッフ35 名を対象に、アンケート調査を実施。リハ介入率・入院日からリハ開始日までの日数については、2015年8月~2016年1月における総入院患者数3266名・リハ実施患者数802 名と、2016 年8 月~ 2017 年1 月における総入院患者数3120 名・リハ実施患者数895 名を対象とし、後方視的に電子カルテより調査を実施。【結果】 専任配置前のアンケート調査では、リハスタッフの7 割以上が病棟スタッフとの連携不足を感じていた。原因として、「連携をとる時間が足りない」という意見が病棟スタッフでは約7 割、リハスタッフでは約5 割を占めた。専任配置後のアンケート調査では、リハスタッフ・病棟スタッフともに、8 割以上が「連携はできている」と回答した。リハ介入率は平均25%から29%へ増加した。入院日からリハ開始日までの日数は、平均4.6 日から3.5 日へ短縮した。【考察】 病棟にリハ専門職を専任配置することで、病棟患者の把握が可能になるほか、医師や病棟スタッフとの連携が強化され、リハ介入率が増加し、早期のリハ介入が可能となったと考えられる。