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概要

抄集録

3O-005 パフォーマンス検査における検者内及び検者間計測誤差市川貴文1),鈴木良和2),上出直人3),清水絵里香2),中園哲治1),藤橋紀行2),福田倫也2,3,4)1)学校法人北里研究所 北里大学病院 リハビリテーション部2)学校法人北里研究所 北里大学東病院 リハビリテーション部3)学校法人北里研究所 北里大学医療衛生学部4)学校法人北里研究所 北里大学東病院リハビリテーション科key words 計測誤差・パフォーマンス検査・最小可検変化量【目的】 パフォーマンス検査は,臨床において有用であり,広く活用されている.その計測誤差を知ることは,患者の変化をとらえ治療効果を判定することにおいて重要である.本研究の目的は,パフォーマンス検査の測定限界を明らかにするため,検者内及び検者間に生じうる誤差量を算出することとした.【方法】 対象は,健常成人27 名( 年齢24. 0 ± 5.5,男性16 名,女性11 名) とした.パフォーマンス評価項目として,5 回反復立ち上がりテスト(CS-5),10 m歩行試験(MWS),timed up and go test(TUG)を実施した.検者内信頼性の検証のため同一検者が各検査を3 回ずつ施行し,検者間信頼性の検証のため2 人の検者が同一項目を計測した.信頼性の評価のため級内相関係数(ICC(1,1),ICC(2,1))を算出した.さらに,計測誤差の定量化のため最小可検変化量(MDC)と,測定値に対する誤差の割合を示す% MDC を算出した.本研究は,研究倫理審査委員会の承認を得て実施した.【結果】 パフォーマンス検査の級内相関係数は,ICC(1,1) で0.84~ 0.92(P < 0.01),ICC(2,1) で0.78 ~ 0.94(P <0. 01)であった.CS- 5,MWS,TUG の検者内計測誤差は,MDC で0.58 秒, 0.49 秒,0.55 秒, % MDC で,13.1,13.8,12.1%であった.また,検者間計測誤差は,MDCで0.71 秒,0.44 秒,0.65 秒,% MDC で,16.2,12.4,14.4%であった.【考察】 パフォーマンス検査は,高い信頼性に加えて,検者内・検者間の誤差量も1 秒未満の変化をもって,患者の変化をとらえることが可能である.CS- 5,MWS,TUG における,測定値に対する誤差量は12 ~ 16%であり,それぞれ同水準に高精度で効果検証が可能であると考えられた.O-006 静止立位時の追視有無が重心動揺に与える影響奥山航1),漆畑俊哉2)1)医療法人 桜雄会 塚田整形外科2)青森県立保健大学 健康科学部 理学療法学科key words Romberg率・再現性・円滑性眼球運動【目的】 本研究は静止立位時におけるRomberg 率の再現性向上を検討する。【方法】 健常成人19 名を対象に追視運動の有無と眼の開閉を組み合わせた静止立位時の総軌跡長(cm)、有効実効面積(cm2)、X・Y 軸方向標準偏差(cm)よりRomberg 率を算出し、級内相関係数による再現性について比較した。本研究への参加にあたっては、文書と口頭にて研究の概要を説明し、署名を以て同意を得た。【結果】 追視運動時では同一項目における実測値では動揺減少につながった項目もみられたが、Romberg 率は追視運動の有無にかかわらず同程度の再現性であった。【結論】 Romberg 率の算出は課題や測定項目によって変動するため、一般化が難しい手法であると考えられた。