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概要

抄集録

21O-041 リハビリテーション専門職が移乗動作介助の技術指導を基に地域に関与することができた取り組み岩淵裕和1),小野雅之1),川越潤一1)1)桜ヶ丘中央病院 リハビリテーション科key words 移乗動作介助・介護職員・地域リハビリテーション活動支援事業【目的】 昨今地域リハビリテーション活動支援事業が挙げられており、地域における介護予防の取り組みを機能強化するために、リハビリテーション専門職等の関与を促進するとされている。平成27 年冬に当院より退院された患者の利用する通所介護施設の職員から、移乗動作介助に難渋しておりリハビリテーション専門職(以下リハ職)から移乗動作介助の方法について依頼を受けた。指導を通じて介護職員の介助技術が向上また患者の自立度が向上したことから、移乗動作介助の技術指導がリハ職の地域への関与につながると考え、当院リハビリテーション科が主催する移乗動作介助の勉強会へ周辺の介護職員を招く活動を行ったため、その結果を報告する。【倫理的配慮】 当院の活動を外部に報告する旨を口頭にて説明、同意を得た。【方法】 当院リハビリテーション科では院内のリハ職および看介護職に向けての移乗動作介助の勉強会を平成24 年から毎年前期と後期の2 シーズンに分けて開催している。演者は平成26 年後期より講師として携わり、1 時間の勉強会を前期は月3 回、後期は月8 回に分けて実施。平成27 年に地域の介護職員から技術指導の依頼を受け、平成28 年後期の勉強会からの参加を提案した。勉強会参加を促すためチラシを作成し広報活動を行った。【結果】 勉強会参加者数は介護職員のみで延べ100 人を超えた。また参加された多くの介護職員から「介助のコツを理解できた」、「実際の移乗動作介助の場面での指導をお願いできないか」といった今後につながる要望も多く聞かれた。【まとめ】 今回多くの介護職員の参加が実現し介助技術の提供ができた。そして介護職員の介助技術を底上げできたことで、介護職員が関わる通所や訪問における患者の自立支援の一助となり、リハ職の地域への関与がなされるのではないかと考える。今後も勉強会を継続して開催することで、地域で活躍されている介護職員の介助技術向上を図っていきたい。O-042 理学療法士が地域の福祉教育に携わる重要性塩島寒太1)1)介護老人保健施設 ケアセンター八潮key words 福祉教育・出前講座・地域【目的・背景】 当施設は、埼玉県八潮市の「生涯学習まちづくり出前講座」に登録し、近隣病院と合同で地域の小学校に対して、毎年身体障がいと福祉用具の使い方について授業を行っている。今回は、授業終了後担当教員に対してアンケートを実施、回答を得たので報告する。【方法】 対象は、八潮市内の授業を行っている小学校4 学年の担当教員3 名( 男性1 名、女性2 名) とした。学童89名( 男児49 名、女児40 名) に授業したのち、対象者にアンケートを配布して回答を得た。授業は講義20 分、体験70 分の計90 分とした。講義は、障がいやリハビリテーションについて、体験は、平地や坂道、段差の車椅子操作と介助方法、杖の使い方などを行った。アンケートは、1)授業の満足度、2)リハビリテーション関係職が授業を行うメリット、3)出前講座を依頼する以前は何を参考に授業を行っていたか、の3 項目として、1) は5 段階選択式、2、3)は自由記載形式で聴取した。【説明と同意】 ヘルシンキ宣言に則り、アンケート結果を公表する旨を説明し、同意を得て実施した。【結果】 1)は全員が「とても満足」と回答した。2)は説明と使い方が分かりやすく、専門知識や実体験から指導してもらえること、などであった。3)は多くの教員が、小学校の指導計画やインターネット、説明書を参考にしていた。【考察】 出前講座を利用する以前の福祉教育では、説明書やインターネットを参考に授業していたため、学童の理解は不十分だったと推測される。しかし、我々リハビリテーション関係職は、専門知識や実体験を交えた授業が行えるため、学童にとって分かりやすいといった回答を得られたと考えられる。【まとめ】 高齢化の進む現代日本において、障がいや福祉用具に対して、高い専門性を持つ理学療法士が地域の福祉教育に携わることが重要になるだろう。