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概要

抄集録

101P-201 デイサービス利用者における運動実施度と運動意識篠原佑太1),柚原一太1),太田佑希1),外山祐輔1),東平瑞稀1),竹村美鈴1),吉田 勇1),上田昌司1),高野知厚1),浅沼哲治1),矢野秀典2)1)株式会社クラブツーリズム ライフケアサービス2)目白大学 保健医療学部 理学療法学科key words 運動意識・虚弱高齢者・デイサービス【背景】 現在, 社会全体として運動に対する意識は低いという報告がある.身体機能を維持し,QOL を向上させることが医療従事者の大切な役割である.しかし,虚弱高齢者においては,運動意識が低い可能性が考えられる.【目的】 デイサービス利用者の運動実施度と運動意識を調査し,虚弱高齢者の運動意識を高める方法を検討することである.【方法】 都内にあるデイサービスセンター利用者79 名を調査対象とした.年齢は69 ~ 99 歳,男性22 名,女性57 名,要支援1:2 名,要支援2:5 名,要介護1:30 名,要介護2:25 名,要介護3:7 名,要介護4:5 名,要介護5:5 名であった.本対象に対して,運動実施度や運動意識を聞き取る質問紙法調査を実施した.本研究は,目白大学人論理審査委員会の承認後に実施した.【結果】 個別機能訓練や通院,訪問リハビリテーションを受けているのは67 名,2.42 回/ 週であった.体を動かすことに興味があるのは69 名,体を動かす事は大切だと感じているのは78 名であった.体を動かすことは楽しいと感じているのは61 名,自宅で毎日運動を行っているのは20 名,時々行っているは35 名であった.その内の26 名が3 年以上前から運動を続けていた.理由として,自分の体の為が48 名,家族に言われているからが7 名であった.運動を行わない理由は,面倒だからが15 名,時間がないから,どのような運動をすればよいか分からないからが2 名であった.【考察】 対象の多くが個別機能訓練やリハビリテーションを行い,体を動かす事は大切だと感じていた.対象者の69.6%が要介護度1.2 と比較的軽かったために運動意識が高かったと考える.しかし,体を動かす事が大切だと感じているのが98.7% に対し,自宅で運動を行っているのは69.6%と乖離があった.運動が面倒だと感じている者が多く,精神的な面の影響も示唆された.【まとめ】 運動意識や運動実施度には乖離があり,自宅での運動を促進する手段の構築の必要性が考えられた.P-202 訪問リハビリテーションが社会参加達成に及ぼす要因塙花甫里1),磯部紀仁1),國谷伸一1),渡邊昌宏2)1)医療法人社団 聖嶺会 立川記念病院2)つくば国際大学 医療保健学部 理学療法学科key words 訪問リハビリテーション・社会参加・要因【はじめに、目的】 介護保険制度における訪問リハビリテーション( 訪問リハ) 利用者が地域社会へ参加する為には、どのような身体的・環境的要因が関与するか研究が乏しく明らかとなっていない。そこで、本研究では当事業所の訪問リハ利用者における社会参加達成に及ぼす要因を明らかにすることを目的とした。【方法】 対象は、当事業所の平成26 年6 月~平成29 年3 月末までの訪問リハの全利用者189 人のうち、訪問リハ終了者52 名( 年齢80.81 ± 9.06 歳) と2 年以上利用継続者15 名( 年齢79.2 ± 10.17 歳)、計67 名とした。ただし終了者は、家庭内の役割( 役割)、余暇活動、地域への社会参加( 社会参加)、訪問リハ以外のサービスの利用( サービス利用) のいずれかの継続が可能となったものとした。調査項目は、年齢、性別、要介護度、主疾患、開始時の歩行機能、Barthel index (BI)、Frenchay Activities Index (FAI)、同居者の有無、役割の有無、余暇活動の有無、社会参加の有無、住環境、サービス利用の有無、訪問リハ利用期間とした。分析方法は転機との関連を調べるためにΧ 2 検定を行った。尚、本研究はヘルシンキ宣言に基づいて実施した。【結果】 終了者と継続者の各項目との関係には有意差は認められなかった。終了者の訪問リハ利用期間は平均5.52 ヵ月であった。またBI の点数分布に関しては偏りが見られた。【結論】 先行研究では、社会参加等の目標到達に影響する要因はBI だと報告されているが、今回終了者とBI には関連が認められなかった。これは終了者のBI に偏りがあった為だと考えられた。また、訪問リハから社会参加継続へ移行する為には、何が重要になるかは明らかとならなかった。しかし、社会参加継続が可能となった利用者は、役割、余暇活動、社会参加、サービス利用のいずれかができていた。このことから、利用者を社会参加へと繋げる為にはこれらの介入のいずれかを6 ヵ月間で積極的に行うことが重要だと推察された。