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概要

抄集録

69P-137 歩行自立判定の為の評価表作成について~第2 報~藤牧良輔1),池谷聡毅1),森陵1),菊池美紗季1),藤岡奈緒美1),玉井宏次郎1),筑木理紗1),熊澤征哉1),開田健太1)1)IMS グループ 新戸塚病院 リハビリテーション科key words 歩行自立・評価表・全ての疾患【初めに】 病棟歩行自立の判断基準は当院においては個々のセラピストの経験、主観に頼っておりバラつきが見られる。特に新人や若年者は自立の判断が出来ずに患者の自立の遅れ、能力向上の妨げに繋がってしまっている。その為、平成26 年に全ての疾患を対象としセラピストの経験に左右されずに根拠を持った自立判断が出来るよう当院独自の評価表の作成を行い一定の成果が認められた。しかし様々な患者がいる中で評価表に当てはまりづらい症例もみられた。今回症例の蓄積により様々な問題点がみられ、改良を行った為報告する。なお当報告は当院倫理規定に乗っ取り承認を得ている。【目的】 第1報での作成時では見られなかった症例に対しての採点方法の改善に加え、判断基準のマニュアル作成を行った。これにより評価表の妥当性と実用性についての再検証を目的とした。【方法】 期間:平成29 年3 月1 日~平成29 年4 月30 日。対象:疾患を問わず病棟歩行を実施している当院回復期病棟の入院患者68 名。方法:各担当セラピストによる評価。評価表15 項目で15 点満点の方を自立と判断。現状の歩行レベルと評価表での判定レベルとの相違について検証した。【結果】 採点結果と病棟の歩行能力については、実際の歩行自立患者44 名、評価表の満点患者47 名となり、15 点満点であるにも関わらず監視である方が3 名と、実際の歩行能力と評価表結果での一致率は93.6%となった。また評価表で減点されている方で自立としていた症例は見当たらなかった。【考察】 非一致患者については、医師より荷重変更の為の一定期間見守り指示患者と退院直前の為カンファレンスにて見守り継続となった患者等が挙げられた。しかしながら、一致率は良好であり、今回の評価表の再検証について妥当性の確認が図れたと考えられる。今後も多くの症例で検証していき、マニュアルの改良を行っていく事により評価表として精度を更に高めていく。P-138 ACL 再建術後に早期復職せざるを得ない状況で、安全に復職した一例南島大輔1),西原洋彦2),高橋美幸1),冬賀秀一1)1)東京警察病院 リハビリテーション科2)東京警察病院 整形外科key words ACL再建術後・職域病院・早期復職【目的】 前十字靭帯再建術後は再断裂のリスクがあり、年齢や復帰時期、活動レベルによって異なると報告されている。当院は職域病院として早期の復職が望まれているが、職務として走る、跳ぶといった動作があり、早期の復帰は再断裂のリスクが高まる可能性がある。今回、術後4 か月で復職し、その後も順調な経過をたどった症例を経験したので報告する。【方法】 症例は20 代男性。口頭にて説明と同意を得た。サッカーで踏ん張った際に受傷。保存療法で症状消失していたが、2 年後フットサルを行った際に疼痛出現。症状消失せず2 か月後当院受診し、翌々週に骨付き膝蓋腱を用いた再建術を施行した。リハビリは術翌日より全荷重、制限なくROMex 開始となり、術後1 か月はROM、CKC トレーニングを中心に介入した。2 か月目よりジョギング開始、4 か月で復職となった。介入頻度は、入院中は毎日、術後1 週で退院、その後は週2 回より介入し徐々に頻度を減少した。【結果】 可動域は術後4 週で再獲得し、術後4 か月の時点で筋力はBIODEX にて60°膝伸筋体重比健側310%、患側274%と筋力の改善を認め復職となった。しかし、4 か月の時点での、KOOS スコアが症状75、痛み83.3、スポーツ50、QOL56.3 と術前より低値であった。その後も月1- 3 回の頻度で介入続け、術後6 か月で症状92.9、痛み97.2、スポーツ95、QOL87.5 と改善みられリハビリ終了となった。術後1 年経過したが問題なくサッカーに復帰し、剣道も行っている。【結論】 当院では、職域病院としてACL 損傷患者のリハビリを経験するが、概ね4 か月で終了となる。加えて職場の都合でそれよりも早期に復職となることがある。本症例は、退院後も通院し、早期から開始した筋力トレーニングを継続することが可能であったので安全に復職ができたと考えている。今後も早期復職を可能にする安全かつ積極的な筋力トレーニングをプロトコール化していきたいと考える。