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概要

抄集録

68P-135 訪問リハビリテーション利用者の興味・関心チェックシートのチェック項目の経時的変化について國谷伸一1),塙花甫里1),芝沼大輝1),渡邊昌宏2)1)医療法人社団 聖嶺会 立川記念病院 リハビリテーション部2)つくば国際大学 医療保健学部 理学療法学科key words 訪問リハビリテーション・利用者・ニーズ【はじめに、目的】 高齢者は生活意欲が低下していると具体的な目標を表明しないことがある。高齢者の興味や関心を引き出すツールとして興味・関心チェックシート(以下、シート)の活用が期待されている。しかし、訪問リハ利用者のチェック項目の経時的な変化について明らかにした研究は少ない。本研究はシートを用いて利用者ニーズがどのような推移をたどるのかを調査をして、訪問リハを進めるにあたりどの項目に注目すべきかを分析することを目的とした。【方法】 対象は平成27 年度介護報酬改定後に当事業所訪問リハ利用を開始して6 ヶ月以上の利用を継続した者35 名(男性19 名、女性16 名、年齢76.9 ± 10.9 歳)とした。調査項目はシートのチェック項目毎の初回時、3 ヶ月時、6 ヶ月時とした。分析方法はSPSS Statictics24 を用い、各項目の3 期の比較にはFriedman 検定をした。また、有意差があった項目に関しては多重比較検定を行った。本研究はヘルシンキ宣言に基づいて実施した。【結果】 「身だしなみを整える(χ 2 = 6.5、p = 0.05)」と「賃金を伴う仕事(χ 2 = 6.0、p= 0.039)」に有意差があり、他の項目においては有意な差は認めなかった(p > 0.05)。また、3 期の比較を行った結果、「身だしなみを整える」は初回時に比べると3 ヶ月時と6 ヶ月時で、「賃金を伴う仕事」は初回時と6 ヶ月時に対して3 ヶ月時で有意な違いが認められた。【結論】 「身だしなみを整える」に関しては、訪問リハ導入で早期に獲得できる可能性が示唆された。「賃金を伴う仕事」については、初回時に無記入であっても3 ヵ月時で仕事を始めたり興味を示す者がいると考えられた。しかし、早い段階で賃金を伴う仕事を開始しないと6 ヶ月時には仕事に対する意識が低下してしまう可能性がある。つまり、訪問リハ開始から3 ヵ月時以降に積極的な就労支援をすることで、社会参加の可能性を高めることができると推察された。P-136 「動物に対する理学療法」の利用条件の検討―飼い犬の有無による差異―加藤仁志1,2),星隆太3),萩原俊樹4),鳥海亮1),入山渉5),橋口優1)1)群馬パース大学2)日本理学療法士学会 動物に対する理学療法部門3)IMS グループ高島平中央総合病院4)水野記念病院5)慶友整形外科病院key words 動物に対する理学療法・利用条件・飼い犬【目的】 犬の飼い主が希望する「動物に対する理学療法」の利用条件について、飼い犬の有無による差異を明らかにすることを本研究の目的とした。【方法】 対象は群馬県内のドッグランに訪れた85 名とし、インタビュー形式で調査を実施した。内容は「飼い犬の有無」、「動物に対する理学療法を行う頻度はどのくらいがいいか」、「動物に対する理学療法の治療時間はどのくらいがいいか」とした。 また、Price Sensitivity Measurement:PSM(価格感度測定)分析を用いて適正価格を算出するために、「高いと思う価格」、「安いと思う価格」、「高すぎて受けれないと思う価格」、「安すぎて内容が疑わしいと思う価格」の4 項目を質問した。アンケート結果は、対象者を飼い犬あり群と飼い犬なし群に分けて統計学的に分析、検討した。 対象者には研究の説明を行い、研究参加の同意が得られた場合にインタビューを開始した。【結果】 飼い犬あり群は73 名、飼い犬なし群は12 名であった。 希望する頻度は、飼い犬あり群では週2日が27 名(38.0%)、週1 日が26 名(36.6%)であった。飼い犬なし群では週2 日が3 名(25.0%)、週1 日が7 名(58.3%)であった。 希望する時間は、飼い犬あり群では20 分が19 名(26.8%)、30 分が33 名(46.5%)、60 分が17 名(23.9%)であった。飼い犬なし群では20 分が3 名(25.0%)、30 分が3名(25.0%)、60 分が4 名(33.3%)であった。 PSM 分析による利用金額の算出では、飼い犬あり群は4,746 円であり、飼い犬なし群では4,500 円であった。【結論】 飼い犬あり群が希望する利用条件は、週1 ~ 2 日(計74.6%)の頻度で、1 回あたり20 ~ 30 分間(計73.3%)、もしくは60 分間(23.9%)の治療を受け、1 回あたりの金額は4,746 円であった。飼い犬なし群が希望する利用条件は、週1 ~ 2 日(計83.3%)の頻度で、1 回あたり20 ~30 分間(計50.0%)、もしくは60 分間(33.3%)の治療を受け、1 回あたりの金額は4,500 円であった。