日本TDM学会
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学会概要

理事長挨拶




   本邦におけるTDMの進歩及び普及のために

       (一社)日本TDM学会理事長 栄田敏之


 
2018526日の理事会にて、一般社団法人日本TDM学会理事長を拝命いたしました。本学会の会員の皆様、また日本の医療の発展のために尽力できる機会をいただきましたことに感謝するとともに決意を新たにしているところです。

 ご承知のように、1981年の医療法改正による特定薬剤治療管理料の新設などを背景として、1987年、本学会は設立されました。本学会は、1984年に設立されたTDM研究会を前身としており、既に30年が経過いたしました。本学会は、TDMに関する学理及びその応用についての研究発表、知識・技術の交換、会員相互及び内外の関連学協会等との連携協力を行うことにより、TDMの進歩及び普及を図り、もって科学技術の発展と医療・社会に貢献することを目的としております。この目的を達成するために、学術大会を毎年開催するとともに、機関誌「TDM研究」を定期的に発行し、各種セミナーの開催等、さまざまな活動を続けてまいりました。これまで本学会の発展に貢献してこられた先輩の先生方のおかげでさまをもちまして、20184月現在、会員数は約800名となりました。

 さて、本学会が行うべき事業の社会的な重要性を鑑み、201641日付で一般社団法人化を行い、同年528日付でそれまでの任意団体を解散したことについては、ご存じのことと思います。TDMガイドラインの策定と継続的な改訂、国際交流、TDMquality control、後進の育成、診療報酬の要望などが重要課題と認識しておりますが、TDMガイドラインについては、2012年、日本化学療法学会と共同で「抗菌薬TDMガイドライン」が策定され、続いて2016年に改訂第2版が刊行されました。また、2014年、日本移植学会と共同で「免疫抑制薬TDM標準化ガイドライン[臓器移植編]」が策定され、これについても2018年に改訂第2版が刊行されました。この他にも、2015年、日本循環器学会と共同で「循環器薬の薬物血中濃度モニタリングに関するガイドライン」が、また、2013年に発表したweb版(初版)の改訂という形で、2018年に「抗てんかん薬TDMガイドライン」が刊行されました。一方、国際交流に関しましては、20179月、The 15th International Congress of Therapeutic Drug Monitoring and Clinical ToxicologyChair: Professor Yusuke Tanigawara)を本邦で開催し、多くの先生方にご参加いただきました。1988年に第1回大会が大阪で開催されて以来約30年ぶりのことでしたが、世界36ヵ国の方々との論議は非常に有意義なものでした。

 会員の先生方のご協力なくして、本邦におけるTDMの進歩及び普及は成し得ないものと考えております。先生方におかれましては、本学会のさらなる発展のため、引き続き、どうぞ宜しくご指導ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。


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