第17回 医療放射線防護連絡協議会年次大会

「高橋信次記念講演とシンポジウム」

 

日 時:平成18年12月8日(金)10:00〜17:00

場 所:国立がんセンター内国際研究交流会館(国際会議場):東京・築地

テ−マ:「放射線診療に伴う安全と安心への理解を深めるために」

 

     今年は、放射線影響そして放射線安全に対して世界中に大きなインパクトを与えたチェルノブイリ原発事故から20周年の節目の年です。また、放射線診断による被ばくが原因で、がん増加などの放射線影響に不安を感じる方からの相談も多く寄せられます。

今回は、医療で用いる放射線を安全に安心して利用するための放射線安全について、社会学、臨床医学、放射線影響、放射線防護、市民運動などの各分野から総合的な観点から考えます。そして、患者さんや家族の方から「ありがとう」と言われる放射線診療を目指します。

 

司会・進行 医療放射線防護連絡協議会 総務理事 菊地 透

挨拶 当協議会会長 古賀 佑彦

 

プログラム

1.教育講演 10:10-11:00 (講演時間40分)

100mGy以下の被ばくがおよぼす人の放射線影響とは」

   講演者 :金子 正人(財団法人放射線影響協会 顧問)

    座  長 :田中 良明(日本大学医学部)

2.高橋信次記念講演 11:00-12:00 (講演時間50分)

「チェルノブイリ原発事故20周年と放射線影響の不確実な分野の理解」

   講演者 :長瀧 重信(日本アイソト−プ協会常務理事・元放射線影響研究所理事長

    座    :古賀 佑彦(原子力安全研究協会)

3.記念シンポジウム 13:15-15:00

  テーマ:「放射線診療に伴う安全と安心への理解を深めるために」

   座  長:渡辺 浩(横浜労災病院)、大野 和子(愛知医科大学) 

1)放射線医の立場から*検査の必要性*:  本田 憲業(埼玉医科大学)

2)放射線防護の立場から*最適化の実践*:  加藤 英幸(千葉大学医学部附属病院)

3)社会心理学の立場から*安全と安心のコミュニケ−ション: 吉川 肇子(慶応義塾大学商学部)

4)市民活動の立場から*安全と安心を得るために*: 會田 昭一郎(市民のためのがん治療の会)

4.総合討論(参加者とシンポジストとの討論)(15:15-16:50)

   指定発言:その他の立場から、「市民版 医療被ばく記録手帳:崎山比早子(高木学校)」他 
 

◆参 加 費: 5,000円 (懇親会:6,000円)

◆申込方法: FAX.またはE―メールでお申し込みください。

◆申 先: 医療放射線防護連絡協議会

113-8941 東京都文京区本駒込2-28-45 日本アイソトープ協会内

 Fax: (03)5978-6434 電話:(03)5978-6433 (月・水・金)

 E-mailjarpm@chive.ocn.ne.jp