■ 第2回産業衛生技術部会準備会大会
| 期日 |
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2000年10月7日(土)9:15〜18:00 |
| 場所 |
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大阪市立大医学部学舎 4階 大講義室 |
| テーマ |
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労働安全衛生マネジメントシステムにおける産業衛生技術者の役割 |
- 1. 教育研修:化学物質管理における産業衛生技術者の役割 司会 神山宣彦 (産業医学総合研究所)
- 講演:「MSDS」武林亨(慶応大)、
「生物学的モニタリング」河合俊夫(中央労働災害防止協会)、
「バイオマーカー」山野優子(東京女子医大)、
「プッシュプル換気装置」成清雄一(東陶機器)、
「労働衛生保護具」田中茂(北里大)
コメンテイター:圓藤陽子(関西医科大)、保利一(産業医科大)
- 2. ワークショップI:(安全管理と衛生管理の共通課題) 司会 中明賢二 (麻布大)
- 講演:「ようやく到来、安全衛生の専門家の時代」白崎彰久(中央労働災害防止協会)、
「JCO転換試験棟における具体的な作業とリスク管理の接点」飯田裕康(労働科学研究所)、
「安全衛生マニュアルを考える」富田雅行(ニチアス)
- 3. ワークショップII:労働安全衛生マネジメントシステムのための健康リスク評価 _現状と課題(準備会と産業保健活動評価委員会との合同企画) 司会 小木和孝(労働科学研究所)
- 講演:「企業における現状」森晃爾(エクソンモービルビジネスサービス)、
「腰痛対策から」甲田茂樹(高知医科大)、
「曝露評価から」熊谷信二(大阪府立公衛研)、
「環境、生物学的モニタリングから」寺本敬子(大阪市立大)、
「衛生管理者の立場から」武田繁夫(三菱化学)
コメンテイター:宇土博(友和クリニック)、原邦夫(労働科学研究所)
午前に教育研修とワークショップIを、午後から産業保健活動評価委員会と合同でワークショップIIを開催した。参加者は100名であった。(前日の鳥取西部地震により新幹線が止まったため、不参加のやむなき先生方がかなりあった。)
教育研修では、化学物質管理における問題点と将来についてテーマごとに講演し、産業衛生学会の中で産業衛生技術者が目指す方向と役割について議論した。またワークショップIでは、第1回大会での「JCO事故を斬る」のパネルに引き続き、各演者に再登場願って、それぞれの立場から安全管理と衛生管理に共通する話題を提供して頂き、労働安全衛生マネジメントについて討議した。
労働安全衛生マネジメントシステムが予想以上に急速に進み、産業保健は大きな転換期にきており、健康リスク評価の新たな取り組みを考える必要がある。ワークショップIIにおいて森氏は、企業内でのリスクマトリックスを使って行われるリスクアセスメントの機能に触れ、グローバルに実施している内容を紹介した。熊谷氏は作業環境評価を実施した後に事業所の協力をどう取り付けるかについて,現場責任者等の立会いの元で「見える結果」を示すことで協力を取り付けられたことなどの紹介を行った。寺本氏は鉛の曝露の評価における各種の評価項目の紹介を通
して,バイオロジカルモニタリングの利点を紹介した。甲田氏は労使協力と労働者参加による腰痛対策事例の紹介を通し,法定で義務付けられていない領域のため,逆にあらゆる可能性を模索できることに触れた。武田氏は化学工業協会が行っているレスポンシブル・ケアにより環境についての取り組みが進んでおり,衛生管理者の法的枠組を利用することで実際に様々な取り組みができたことを紹介した。2名のコメンテイターから,特に改善提案を具体的に示すことの重要性,提案の評価をいかに高めるかについて触れる発言があった。司会者より(1)産業衛生技術を健康リスク評価に応用するのに際しての課題、(2) 立法化などの社会的取り組みも含めた事業者・労働者の協力をいかにしてとりつけるか,(3)産業保健専門職のチームワークの必要性,の3点を中心に会場参加者を交えて活発に議論された。
最後に、中明世話人代表より来年の第74回日本産業衛生学会より、日本産業衛生学会産業衛生技術部会を正式に発足させることを理事会に提案したい旨の議案が出され、全会一致で本案が決議された。
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