2024221

2024 Love49プロジェクト

子宮の日を中心とした子宮頸がん検診啓発活動協力のお願い

埼玉県細胞検査士会

会長 河野哲也

会員の皆様におかれましては日頃より当会の活動にご支援賜りありがとうございます.

さて,わが国での若い女性の子宮頸がんは増えており,先進国で唯一子宮頸がんによる死亡数が増加しています.

このことは欧米諸国に比較して極めて低い検診受診率に起因しており,特に20代女性の検診受診率は25%程度と低迷しています.

また,子宮頸がん検診の動向においては,早ければ令和64月より指針に基づくHPV検査単独法を導入する市町村が現れることと思われます.

つまり,細胞診はいわゆるスクリーニングではなく,HPV陽性患者に対するトリアージ検査となる位置づけとなり,

HPVが存在した上での細胞形態の変化を判断することが求められてくることと思います.

 

2009年より子宮頸がん検診受診啓発活動を始めました.

今年度も『特定非営利活動法人子宮頸がんを考える市民の会』と協力して全国規模で子宮頸がん予防,検診受診啓発の街頭活動を行います.

我が埼玉県もこの活動の趣意を理解し,引き続き街頭活動を行いたいと思います.

お時間がなく30分程度のご参加でも構いません.もしご都合がよろしければ,街頭ボランティア活動のご協力をお願い申し上げます.

なお,この活動は例年厚生労働省の後援事業となっています.

 

日時:202446日(土曜日)1330から15時ごろまで

場所:さいたま新都心 けやき広場前

 

埼玉県における子宮の日を中心とした子宮頸がん検診啓発活動にご協力頂ける会員の方は,

下記のGoogleフォームにて活動の参加申し込み登録をお願い致します.街頭活動当日の傷害保険に加入するため,

事前登録が必要となることにご理解下さい.

 

申し込み登録Googleフォーム

https://docs.google.com/forms/d/1rCIE_irXf36mDlfTAHuXhHCJTHZSYGrTQBCflnTp5ps/edit

QR コード

自動的に生成された説明

特定非営利活動法人子宮頸がんを考える市民の会の3つの活動

   l  検診受診率の向上

   l  検診の効率化・適正化

   l  女性の立場に立った対策

 

具体的には下記の内容を啓発するための資料配布を行います.

l  今,若い女性の子宮頸がんが増加しています.

l  子宮頸がんの原因は,ヒトパピローマウイルス(HPV)の持続感染です.

l  HPV8割の人が一生のうち一度は性行為で感染するごくありふれたウイルスで,約9割は自己免疫力で陰性化します.

l  HPVワクチンを接種していても検診は必要です.

l  子宮頸がんは予防可能ながんで,検診を受診していれば前がん病変や初期のがんの段階で発見されることが多く,治療をした上でも子宮を残すことができ,こどもを産めなくなる悲劇を防げます.

子宮頸がん検診は,子宮の入り口の細胞を軽く擦り取るたけの体に優しい安全な検査です.