このフォームからは投稿できません。
name
e-mail
url
subject
comment
トップページ > 記事閲覧
人工呼吸器管理下におけるネブライザ使用について
日時: 2016/03/04 16:44:03
名前: 原町の津田 

みなさま、はじめまして。
群馬県の山間部にあります原町日赤に昨年一月に赴任しました津田です。
今後ともよろしくお願いします。

さて、表題のことについて皆様にお聞きしたく存じます。
当院に昨年四月に赴任されましたDrから、呼吸管理下の患者への吸入薬(具体的にはメプチン)指示がありました。
前赴任先や当院に赴任してからもネブライザを使用した経験がなく、
また看護部サイドもこれまで呼吸器下では使ってきていないとの話になっており、

・人工呼吸器管理下におけるネブライザの効果については、現状どういった流れなのか教えていただきたく存じます。

恥ずかしながら私自身のMEとしての経験は非常に浅いのですが、セミナー等にて、
・気管支にほとんど達しない
・感染の機会が増える
ため、最近は使われなくなっているとの認識でおりました。

皆様の病院での使用実態や、また参考になる文献等をご教授いただければ幸いです。
メンテ

Page: 1 |

Re: 人工呼吸器管理下におけるネブライザ使用について ( No.1 )
日時: 2016/03/08 16:49:25
名前: 秦野の井手 

原町の津田さまへ

おつかれさまです。
あくまで当院の使用実態ですが、、、。

当院では、人工呼吸器管理下において年に数回(1、2回?)ほどしかネブライザーは使用していません。排痰目的でのネブライザーは皆無と言っていいくらいですね。加温加湿をしっかりしてやれば必要ないと思われますし。どうしても気管支拡張薬が必要な患者の場合のみの使用といった感じです。

ちなみにネブライザーは、インターメドジャパンの「マイクロミストネブライザー 品番1882」を人工呼吸器ハミルトン社 C-2に接続して使用しています。

排痰目的のネブライザー使用の有無は、結構、現場の看護師さんに依存してるみたいです。現場(看護師)が医師に必要性を訴えない限り、医師からの依頼はほぼないです。
比較的、年配でない看護師さんは、人工呼吸器管理下での排痰目的でのネブライザーの効果は無いことをみんな知ってるみたいですね。


「メプチン」はβ2刺激薬ですので、気管支拡張のために医師は指示を出されたと思われますので、人工呼吸器管理下では、内服ができないのでネブライザーでの投薬しかありませんね。

もし、ネブライザーの部品が無い、もしくは安全管理上敬遠されるのでしたら、点滴静注ができる他の薬剤(β刺激薬)に変更してもらうことも、方法の一つかとおもわれます。

コメントが遅れましてすみません。参考になれば幸です。




メンテ
Re: 人工呼吸器管理下におけるネブライザ使用について ( No.2 )
日時: 2016/03/09 10:52:03
名前: 姫路の三井 

当院では、人工呼吸器管理下においてネブライザーは使用していません。(昔はエアロネブを使っていました)必要な時は、以下の器具を用い、アンビューやジャクソンリースで揉んでいます。


気管挿管中の吸入療法に使用できる器具

気管カニューレや人工呼吸器回路の吸気側に接続し、定量噴霧式吸入器(MDI)による気管支拡張剤等の薬剤を効果的に投与する ことのできるスペーサー


薬剤:メプチンエアー(気管支拡張作用)
使用器具:レスピレーサー(JMS社製
 商品コード:035-51181-6)
     *専用スペーサーも必要


薬剤:キュバール(気管支喘息の吸入薬)
薬剤:フルタイド(副腎皮質ステロイド薬)
使用器具:エアロチャンバー(アムコ社製)
1800円
 *後部のアダプターを前部に取り付け使用する



薬剤:アドエアー(気管支喘息・COPDの吸入薬)
ベントチャンバー(アムコ社製)
 *そのままでは取付不可、アダプター必要
 
メンテ
Re: 人工呼吸器管理下におけるネブライザ使用について ( No.3 )
日時: 2016/03/24 16:33:34
名前: 原町の津田 

秦野の井出さま、姫路の三井さま

返信を送信したはずでしたが、投稿がされておらず、大変失礼しました。私の投稿確認不足でした。

改めまして、返信の確認が遅くなってしまい、大変申し訳ございません。

具体的なご指導をいただきありがとうございました。
参考にさせていただきます。

依頼のあったDrにも話させていただいたのですが、Drの方が思い込みが強く話が進まない感じなのです。
私に限らず、病棟看護師も呼吸器で吸入しても効果ないという認識を持っておられて、いいことだと思うのですが。

病棟の方が以前は使っていたはずということで、倉庫からエアロネブの本体部のみが発掘されました。Tコネクタ等が紛失していたので、仕方なくこちらを使える状態に戻すことにしました。

意図あって当院では不使用という流れであったはず(私の赴任前の話ですので、想像の範囲を超えませんが)が、復活してしまうのも、なんだかやりきれない結果になってしまいました。

Drに紹介できるような具体的な発表やレポートを引き続き探してみます。

この度はありがとうございました。
メンテ
Re: 人工呼吸器管理下におけるネブライザ使用について ( No.4 )
日時: 2016/04/11 16:17:58
名前: 名一の開 

遅くなりました。

当院ではRSTの名のもとに人工呼吸中の薬剤ネブライザーは原則使用しないとしています。
 ブタの肺を用いて墨をジェットネブライザーで吹かせても、せいぜいセカンドカリーナぐらいしか届きませんでした。
 しかし、それイコールネブライザーが届かないというわけではないと思います。あくまでも自発呼吸が弱く陽圧人工呼吸器で送気している場合はそうなるのであって、装着していないぜんそくの患者さんは吸入療法で劇的に効きます。となると強い吸気流速のもとに肺の奥までと届くのでしょう。
 では、陽圧人工呼吸中はネブライザーがエビデンスもないしやらないか?となりますとぜんそくの重責発作ではやるしかないと思いますし、やらなきゃいかんのではないでしょうか?MDIスペーサーを取り付けて、なるべく早い吸気流速が得られるモードにしてやってます(もちろんぜんそくではそれが得られないので行うわけですが)。やれることは簡単ですし行うスタンスです。ぜんそく治療においてのステロイド吸入量法は、内服などに比べて全身への副作用が圧倒的に少ないわけですから、逆にネブライザーで入れるべきなのかも知れません。

 新生児のサーファクタントは注射器で入れるようなものなのに、肺全野に行き渡るとされ、劇的に効果もあります。新生児だったり界面活性剤なんで、とかもあるでしょうが。

 新生児や小児科領域ではエアロネブは、結構使用しております。

 まとめますと井出さまも記載されていたように、当院では排痰目的では禁止にしておりますが、それ以外はやってます。表現を変えますと人工呼吸器に付帯機能としてあるジェットや超音波のネブライザーは一切使用しない形になっております。

 失礼致します。
 
メンテ

Page: 1 |

Subject 入力禁止
Title 入力禁止
Theme 入力禁止
題 名
(具体的に!)
スレッドをトップへソート
名 前
(ハンドルネーム)
E-Mail
(不要)
URL
URL
(不要)

コメント中には上記URLと同じURLを書き込まないで下さい
パスワード (必須です。記事の修正時に必要になります。削除は管理者しかできません)
コメント

クッキー保存