女性の生活習慣と健康に関する疫学研究

はじめに JNHSとは

JNHSとは

JNHS は Japan Nurses' Health Study の略です。
女性の健康増進に役立てるため、日本の女性看護職員の方を対象に、生活習慣や女性ホルモン剤の利用が健康にどのような影響を及ぼすかを研究しています。

“体重が増えすぎると糖尿病や心臓病になりやすくなりますよ”とか、“野菜はがんの予防になりますよ”などは日頃よく耳にする言葉です。
実は、このような病気と生活習慣の関連を示す諸説の多くは、男性を対象とした研究結果に基づいています。

しかし乳がん、子宮がんなど女性に特有の病気や、骨粗鬆症などの女性に多く見られる病気も少なくありません。
そしてこれらの病気と生活習慣との関連を調べるためには女性を対象とした研究が必要です。

米国では、ハーバード大学の研究者が中心となって、1970年代から20年以上にわたって、約25万人以上のナースを対象に調査が実施されました。
その結果、ホルモン補充療法により骨粗鬆症が予防できることなど多くのことがわかりました。

一方、日本ではこのような働く女性を対象とした大規模研究がありませんでした。
日本人は米国人とは人種や生活習慣、なりやすい病気などが異なりますので、米国で得られた結果を日本人にそのまま当てはめることはできません。
そこで、日本においても女性看護職50,000人(コホートと対象者としては15,000人)を対象に同様の調査を行うことになりました。

研究の対象となるのは、25歳以上の女性看護職の方々です(2005年度より対象年齢を30歳から拡大しました)。
看護職の女性を選んだ理由は、医学的知識が豊富で、薬剤や病気についてより正確な情報が得られるからです。

調査の内容は喫煙、飲酒、運動といった生活習慣、女性ホルモン剤やビタミン剤の利用状況、妊娠、出産などのリプロダクティブヘルス、病気の有無などを2年に1回、20年間(計11回)にわたって調査します。

私たちはこの研究を通し、女性ホルモン剤の利用が乳がん、子宮がん、狭心症、骨粗鬆症などの病気にどのように関係しているのか、またこれらの病気と喫煙、飲酒、運動習慣などの生活習慣との関係を明らかにし、女性の健康増進に少しでもお役に立てればと考えています。

全国の約15,000人の女性看護職の方々にご参加いただいています。
(都道府県別 参加者数)。

この研究にご関心のある方がいらっしゃいましたら、ご遠慮なく事務局までご連絡ください。

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