4.腹膜透析(PD)の種類
- 腹膜透析には、日中に数回透析液を交換するCAPDと、
就寝中に器械を使って自動的に透析液を交換するAPDがあります。
持続携行式腹膜透析(CAPD) | 自動腹膜透析(APD) | |
透析液 交換管理 |
・日中に4回、透析液を交換 ・腹腔カテーテル出口部のケアが必要 ・透析液の接続方法機械操作の習得が必要 ・透析液バック交換は、 自動式と手動式がある ・機械は、2.5kg弱で、 持ち運びが容易 |
・就寝中に機械を使って自動的に透析液を交換 (日中は0~2回) ・腹腔カテーテル出口部のケアが必要 ・透析液の接続方法の習得が必要 ・機械操作の習得が必要 ・機械の重さは、メーカーによって異なり、 約9Kg~20Kg弱で移動しにくい |
食事管理 | ・適切なエネルギー量を摂取(透析液にブドウ糖が含まれている場合は、過剰摂取に注意) ・良質なたんぱく質を適量摂取(透析液へ1日約10g程度のたんぱく質が排出されるため) ・適切なカリウムの摂取(透析液にはカリウムが含まれていないため低カリウムに注意) ・塩分、水分摂取の管理(尿量、除水量に合わせて調整する) |
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運動 | ・腹部を圧迫する運動は避ける ・体調と相談しながらの適度な運動は可能 |