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日本皮膚病理組織学会事務局

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2. エキサイティングだった「実践!皮膚病理道場2013」(平成 25年 6月 三砂)

第 112回日本皮膚科学会総会・学術大会において、前半の部の教育講演「皮膚病理へのいざない(第1回)」、後半の部の実習型皮膚病理講習会「実践!皮膚病理道場 2013」が開催されました。“皮膚病理へのいざない”は、装いを新たにした再出発でしたが、後半の“道場”は全く新たな企画でした。この新たな試みは、学会の会頭である川島教授と土田教授(オーガナイザー)との会話の中から企画立案され、常深事務局長の実務面でのお力添えも加わったことで実現したようなものですので、この諸先生方には改めて感謝の意を表したいと思います。

 短い準備期間で、山元理事長の暖かいご指導、札幌皮膚病理研究所の木村先生のご協力のなか、典型例の選択とテキストブック執筆を安齋先生とともに準備いたしました(大方の事務作業は安齋先生任せでしたが)。実際には、初めての試みですので、症例数および難易度において、適当な症例選択には戸惑うばかりで、テキストブック作成も苦労いたしました。安齋先生とともに手探りでやったようなもので、多くの不安と少しだけの期待を持って本番を迎えた次第です。

 しかし、会場はすでに前半の教育講演「皮膚病理へのいざない」の開始時点から満席であり、その状態で後半の“道場”となりました。安齋先生の簡単な解説のあと、参加者はテキストブックを片手に、一斉にパソコンに向かい始めました。暫くすると、あちこちの参加者から、チューターの先生に質問がくるようになりました。その段階で、私の不安は消え去り、次第に熱気を帯びてくる会場を見て、今回の新たな試みは成功だったと実感するようになりました。

 私も、多数の参加者から質問を受けました。実に様々な内容の質問であったため、非常に刺激的でした。質問の内容によっては、今回の症例の選択において、私自身反省させられるものもありました。また、前半の講演やテキストブックには、この点の説明が抜けていたと認識させられる質問もありました。すなわち、私の方が参加者によって教えられたようなものです。私に、鋭い質問を投げかけていただいた参加者には感謝したいくらいです。

 最後に、この場をお借りして、今後のことを踏まえ、1)日皮教育講演(皮膚病理へのいざない)、2)日皮講習会(実践!皮膚病理道場)、3)日本皮膚病理組織学会講習会(皮膚病理道場あどばんすと)の皮膚病理教育企画3者の相互関係について簡単にご説明させていただきます。“皮膚病理へのいざない”は、各演者の持ち時間が20~30分程度ですので、話す内容に限りがあり、実地臨床において重要な皮膚疾患(炎症・腫瘍)の講演になります。そして、“実践!皮膚病理道場”に関しては、今回同様“皮膚病理へのいざない”で講演された、または、できなかった重要な皮膚疾患の実習になると思います。一方、“皮膚病理道場あどばんすと”は、中級者向けです。したがって、“いざない”や“道場”で網羅することができなかった比較的稀な皮膚疾患を対象に、または、ひとつの皮膚疾患について、奥深く、専門性の高い皮膚病理学の知識の会得を目的として、講演・実習が行われるものと思います。

 皆様方の今後のご支援、ご指導をよろしくお願いいたします。

     (文責 三砂 平成 25年 6月)