早期癒合で生じる頭蓋の形態異常

おもな形の異常について

手術法:前頭部拡張 Fronral  advance 法


 フランスのポール・テシエ医師により頭蓋の拡張手術がはじめられました。
図のように、前頭部を拡大すること、そして、頭蓋骨には骨欠損ができていますが、それによって
頭蓋内の脳圧が下がるという効果もあります。

なお、こうした手術を一期に行うのが最初に開発された手法ですが、今では、同様のことを、骨延長の手技で行う「頭蓋骨延長手術」や海外では、内視鏡を補助的に使って小さめの皮膚切開から骨切りを行う試みなどもあります。

 早期癒合症の一つ:斜頭症

画像を引用したサイトはこちらです

この画像は、斜頭症の頭蓋骨をCT装置で撮影して3次元的に再構築したものです。

向かって左側で、冠状縫合が癒合しているため健常側に見られる「縫合線」が消えています。

目の周りの骨の形が変形してしまっています。このまま放置すると、顔の鼻骨なども変形します。


画像を借りたNYU(ニューヨーク大学)のサイト

このNYUのケースで、手術前の画像は上のCTとは違うこどもですが、変形としては同じです。

右目の方がパッチリしている感じに見えますが、こちらが異常なわけです。

術後は、うまく治療されていて左右の差がありません。


個人情報保護の観点から患者さんではなく、すでに公開されている映像を引用して説明に使わせて頂いています。