J448 びまん性汎細気管支炎

Diffuse Panbronciolitis

DPB

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呼吸細気管支を中心とした細気管支炎および細気管支周囲炎であり、強い呼吸障害をきたす。 呼吸細気管支に病変の主座をおく慢性炎症が、両肺にび慢性に存在し、強い呼吸障害をきたす疾患である。 臨床症状 @咳・痰・労作時息切れ:多くの症例では、咳・痰が続いたのち数年後に労作時息切れが出現してくる。痰は、早期には少量で、漿液性であるが、病変の進展とともに増加し、気道感染を伴うと膿性となる。 A喘鳴:聴診上、両側背下部に小水泡音、多くは捻髪音が比較的早期から聴かれる。しばしば乾性ラ音も聴取される。 Bその他の症状:発熱、チアノーゼ、ばち状指、病期の進行とともに頻脈となり、肺性心に陥り、乏尿・浮腫が出現する。


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