G802 小児片麻痺
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脳性まひが多く、乳幼児期以前の脳のレベルでの運動制御機能の障害によって、運動機能の発達が遅れたものである。障害の重症度の判定は、上肢機能と移動機能のそれぞれについて総合的に判断して指標としている。手足を動かそうとすると不随意運動が起こり思い通りに動かせないタイプと、筋肉の緊張が強く動作がぎこちなかったり緩慢だったり片まひがみられたりするタイプに大きく分けることができるが、等級は共通の基準で評価されている。
サブタイプ
- 脳原性上肢 2級 一上肢の完全な麻痺
障害のある方の手では「封筒をハサミで切る時に固定する」、「財布からコインを出す」、「傘をさす」、「健側の爪を切る」、「健側のそで口のボタンをとめる」の5動作のどれもできない。
- 脳原性上肢 3級 一上肢の著しい麻痺
障害のある方の手では「封筒をハサミで切る時に固定する」、「財布からコインを出す」、「傘をさす」、「健側の爪を切る」、「健側のそで口のボタンをとめる」の5動作の1つだけできる。
- 脳原性上肢 4級 一上肢の麻痺
障害のある方の手では「封筒をハサミで切る時に固定する」、「財布からコインを出す」、「傘をさす」、「健側の爪を切る」、「健側のそで口のボタンをとめる」の5動作の2つだけできる。
- 脳原性上肢 5級 一上肢の麻痺
障害のある方の手では「封筒をハサミで切る時に固定する」、「財布からコインを出す」、「傘をさす」、「健側の爪を切る」、「健側のそで口のボタンをとめる」の5動作の3つだけできる。
- 脳原性上肢 6級 一上肢の麻痺
障害のある方の手では「封筒をハサミで切る時に固定する」、「財布からコインを出す」、「傘をさす」、「健側の爪を切る」、「健側のそで口のボタンをとめる」の5動作の4つだけできる。