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職員採用試験で非喫煙者を優遇 神奈川・大和市
Asahi.com (2003/06/17)
http://www.asahi.com/health/life/TKY200306160296.html

 神奈川県大和(やまと)市は今年度実施する職員の採用試験から、喫煙者と非喫煙者が合格ライン上に同点で並んだ場合は非喫煙者を優先採用することを決めた。禁煙に取り組む市の姿勢を採用前に理解してもらうのが狙い。5月に受動喫煙の防止を義務づけた健康増進法が施行されて以来、自治体の禁煙への取り組みは強まっているが、職員採用で吸わない人を優遇するのは珍しい。

 市は昨年から庁舎の全面禁煙を検討、7月から庁内には喫煙所も設けない全面禁煙がスタートする。若い職員ほど喫煙率が低いため、「いっそ吸わない人だけ採用したら」という意見も出た。しかし県と人事院に問い合わせると、「喫煙の有無だけで評価しない配慮が必要ではないか」と指摘された。

 そこで市は面接試験の際、たばこを吸うかどうかも尋ね、合格ライン上に喫煙者と非喫煙者が同じ評価で並んだ場合には「市の裁量権」で吸わない人を優先して採用する。ただ喫煙者であっても、採用が決まれば禁煙を決断するという人や、職場では吸わないと約束した人は「非喫煙者」として扱うという。

 一方、合格ラインを超えた喫煙者には「全庁禁煙なので吸えない職場だ」と念を押すという。

 来年4月採用の新職員は29日から3日間、10人程度募集する。

 市によると、18人の事務系職員を採用した昨年の競争率は37.1倍。面接試験の結果も点数化し、合格者を決めているが、過去にも合格ラインに複数の受験者が並んだケースがまれにあり、その場合は筆記試験の成績で合格者を決めてきた。非喫煙者を優先する今回の方針は、両試験がともに同点だった場合に適用する。実際に起こりうる確率は低そうという。

 土屋侯保(きみやす)市長は「禁煙に取り組む姿勢を事前に理解してもらうのが狙い」と話す。市長は20年前、経営していた洋服店を禁煙にして、たばこをやめられたという経験を持つ。「私のように禁煙したかったら、大和市に就職するのも手です」と喫煙者にも応募を呼びかけている。

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