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新教育の森:長崎 14歳のメッセージ・校内転落死事故を追う/4 /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagasaki/archive/news/2005/01/28/20050128ddlk42070405000c.html
 
 ◆死の真相は
 
 ◇部停、友人…募る不安
 「ヤバイ部停(部活動停止)になる」「担任から殴られる」
 昨年3月10日、長崎市内の中学校に通う安達雄大君(当時14歳)は掃除の時間に複数の友人にそう漏らした。直前にたばこを持っているのが見つかり、担任に「放課後に聞くから」と言われていた。
 彼が転落死する前に残した言葉を手がかりに、考えてみたい。
 
 同級生らによると、たばこやけんか、学校帰りの買い食い、携帯電話やお菓子の校内持ち込みなどが見つかると部停になった。
 かつてサッカー部が部停になった時、雄大君は帰宅するや「まじで頭に来っけんね」と文句を言った。母和美さん(43)は「部停がどれだけ周りに嫌な思いをさせるか身にしみていたはず」と語る。
 
 市教委の事故報告書を読み返すと、雄大君は担任から指導を受けた際、部活動についてだけ「どうなるのか」と質問した。週末に部の送別会が控えており「なおさら申し訳ないと思ったのかも」と和美さんは推察する。
 「人一倍友達思いで責任感が強かった」。同級生のある男子生徒(15)は証言する。
 
 たばこについて他の生徒の関与を聞かれた時、雄大君は「自分が吸っているのを知っている人はいる」と友人の名前などを告げ涙ぐんだ。その名は最後のメモの「ごめん」の前にも書かれてあった。
 担任は「雄大君は注意された時『自分だけじゃない』と言うことがあった」「雄大君だけ注意するのは不公平だと考えた」という。両親は「なぜ他の子まで探ろうとするのか。チクリを強要しているとしか思えない」とやり方に首をかしげる。
 
 また、雄大君の「殴られる」の発言について、両親は学校側との話し合いで「威圧的な指導があったのでは」と考え体罰を指摘。担任は過去の体罰は認めたが当日はなかったと断言した。
 
 両親は「信頼関係があれば同じ怒られ方でも受け取り方が違う。信頼関係はあったか」と聞いた。担任は「信頼関係があったと自信を持って言えない」と答えた。【松本光央】
 
毎日新聞 2005年1月28日

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